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平尾クリニック (医療法人 昇)

整形外科疾患が中心の有床診療所として、地域医療に貢献

常勤医3人のクリニック(整形外科2人、内科1人)。外来診療では整形外科全般を幅広く手がけ、リハビリも充実させており、内科医による在宅診療にも力を入れる。
19床の入院施設を持ち、基幹病院で手術を受けたリハビリ目的の患者も受け入れて、在宅復帰に向けてのアシストを行う。

クリニック・医院情報

住所 広島市佐伯区五日市駅前1-11-39
TEL 082-921-3161
ホームページ http://www.hiraoclinic.jp
駐車場 14台

診療時間

 
8:30~12:00 ◯※ 休診
15:00~18:00 休診 休診 休診

*日曜・祝日、木曜午後・土曜午後は休診 ※土曜は8:30 ~ 12:30まで受付

診療案内

主な診療内容  
整形外科・
リハビリテーション科
運動器一般(慢性疾患、外傷、スポーツ傷害など)
在宅医療
主な設備 有床診療所(一般病床15床、介護療養病床4床)、X線検査装置
オープン型MRI、骨密度測定装置(DXA)、超音波診断装置
リハビリ室(2階部分を全て使用)、病棟、厨房、会議室
紹介写真1
紹介写真3
紹介写真4

アクセス

詳細情報

以下のページから、さらにくわしい診療内容などがわかります!

医療法人&ensp.昇 平尾クリニック | ― 医者選び広島 クリニックサーチ ―
整形外科疾患が中心の有床診療所として、地域医療に貢献
平尾クリニック
平尾 健 院長

特  色

常勤医3人のクリニック(整形外科2人、内科1人)。外来診療では整形外科全般を幅広く手がけ、リハビリも充実させており、内科医による在宅診療にも力を入れる。
19床の入院施設を持ち、基幹病院で手術を受けたリハビリ目的の患者も受け入れて、在宅復帰に向けてのアシストを行う。

JR山陽本線五日市駅から徒歩1分の、駅前ロータリーに面した抜群の好立地にある平尾クリニックは、この地で70年近くにわたって地域医療に貢献し、地元の人々に親しまれてきた医院である。
平尾院長は3代目で、専門は整形外科。外来では骨、軟骨、筋、靭帯、神経といった運動器のプライマリケアが診療の中心となっている。特殊な検査が必要な場合や、手術などの高度で専門的な治療を要する場合は、連携する医療機関に紹介する。
同院は有床診療所であり、入院施設を19床備えている。一般病床が15床、介護療養病床が4床で、主に、骨折や慢性疾患が急速に悪化するなどして、通院することが難しい患者に対応している。多くはADL(日常生活動作)向上を目的としたリハビリで、在宅に向けてサポートしている。また、ほかの医療機関で手術を受け、術後のリハビリ目的で同院へ転院する回復期の患者も受け入れている。
入院患者が回復して退院したら、同院または紹介元の医療機関に通院することになるが、通院が難しい患者に対しては、内科医である古井潤副院長に協力してもらい、可能な範囲内で往診にも対応する。
JA広島総合病院、県立広島病院(以下、県病院)、日本赤十字・原爆病院、広島市民病院、マツダ病院などと連携している。

同院は、1949年に院長の祖父・平尾昇医師が開設した。当時は「平尾医院」の名称で、産婦人科・内科・小児科を標榜。お産にも対応し、診療時間も曜日も関係なく、祖父はスクーターに乗って、往診に走り回っていたという。
1974年、広島大学第一外科に勤務していた父・平尾勝医師が戻ってきて、診療科に外科・循環器科が加わり、医師2人体制となった。現在の19床の有床診療所を始めたのは、その翌年からである。
1984年に祖父が亡くなったあとは、医院名を「平尾外科医院(外科・循環器科)」に変更した。往診も行い、家族が家では看ることができないような終末期の患者を入院させて、最期の看取りまで行っていた。
院長は、子どものころからそんな祖父の往診について行ったり、父の職場に出入りしては、地域医療へ情熱を傾ける姿を身近に見ながら育った。生き方のお手本がすぐそばにあった。
「自分も医師になるのが当たり前で、将来は地域の開業医として、祖父や父のような生き方をしたいというイメージを持っていました」

院長は、1992年に広島大学(以下、広大)医学部を卒業。同年に広大整形外科学教室に入局し、関連病院で研修を積んだ。その後、1999年に広大大学院医学研究科に進学し、骨・軟部腫瘍診療班に所属するかたわら、ドラッグデリバリーシステムの基礎研究に携わり、2003年に博士号を取得した。
院長が大学院生のときに、臨床および研究の指導を仰いだ広大大学院整形外科の杉田孝助教授が、県立広島病院(以下、県病院)整形外科に主任部長として赴任し、それにより、院長も大学院終了後に杉田助教授に付いていく形で県病院に転勤した。県病院では、それまで以上に骨・軟部腫瘍の臨床に携わった。多くの臨床経験を積み、さまざまな知見を得ることができたことは、大きな財産となったという。
「患者さんと一緒に、命を賭けた病気と真剣に向き合っていく過程の中で、臨床の大変さや責任感を叩き込まれました。非常に大変でしたが、県病院での経験は本当に良かったと思います」
広大病院と県病院で計7年、骨・軟部腫瘍の臨床および研究に携わったあと、病気がちの父からの開業要請に応える形で、2006年に平尾外科医院へ戻った。
それを機に、医院の名称を「平尾外科整形外科クリニック(現在は平尾クリニック)」に変更し、一般整形外科診療(腰痛・膝痛・五十肩などの慢性疾患や、打撲・捻挫・骨折などの外傷、スポーツ傷害など)を開始した。
「骨・軟部腫瘍に関しては、現在は診療のメインにはしていませんが、ほかの整形外科開業医さんから紹介を受けることがあります。MRI検査を行って方針を決定し、そのまま当院で経過観察していく場合と、県病院や広大病院などの専門病院に紹介して手術をお願いする場合があります」

2011年に父が他界した。それ以後は3代目として、院長一人で診療に当たってきた。
整形外科医一人では、内科の部分がどうしても弱くなる。有床診療所を継続するためには、内科を充実させることが不可欠である。そう考えて、いとこに当たる内科・小児科の古井潤医師(以下、古井医師)を副院長に呼んだ。彼も初代の孫に当たる。
古井医師は当初は非常勤であったが、2012年秋から常勤となり、2人体制となった。そして法人化し、医療法人「昇」を設立。名前の由来は初代の祖父の名前で、読み方は祖父と父の名前の音読みに共通である。「祖父と父の地域医療への志を継承していきたい」という院長の思いが込められている。

古井医師は副院長として、現在、祖父と父が力を入れていた在宅医療を主に診療活動を行っている。高齢化に伴って在宅医療のニーズは年々増加し、紹介も増えている。
同院では、在宅医療の依頼があれば原則断ることはないという。地域包括支援センターや訪問看護ステーションなどと緊密なネットワークをつくって、地域医療に貢献している。

高齢者医療や在宅医療に関わっていると、リハビリの重要性を痛感する。
医療保険下でのリハビリの期限には制限があり、現行の制度下では、変形性関節症や骨粗しょう症などの運動器機能の維持が必要な患者に対して、長期のリハビリを続けにくくなっている。
同院が、そのような患者に対して介護保険下でのリハビリの利用を可能にしたのが、2013年より開始した通所リハビリだ。当初は、午前または午後の1~2時間程度のタイプだけだったが、ニーズの増加に伴い、2016年から食事や入浴の提供も含めた、午前から午後にかけて4~6時間程度のタイプを開始した。医療保険から介護保険へ、切れ目のないリハビリを提供するためには、多職種のスタッフたちとの連携がなによりも大切だと考えている。
「現在、当院の外来診療の主な柱は『運動器疾患の診療』と『リハビリテーション』です。患者さんの多くは高齢者で、慢性疾患と骨粗しょう症に関連する人が多いですね。医学は日々進歩していますから、自分はもちろん、スタッフにも日々勉強を続けるようにカンファレンスなどで常々伝えています」

2013年に整形外科外来に超音波診断装置(エコー)を導入し、診断の一助として役立てている。
特に、しこり(腫瘤)が充実性か嚢胞性か(組織の塊か液体を含んだ袋状のものか)の鑑別に有用で、ガングリオン穿刺を行うかどうかの判断に役立つ。また、肩関節周囲炎(五十肩)などの患者に対しては、エコーガイド下に目的の場所に正確に薬液注入ができる。現在では、エコーは外来診療に欠かせないツールとなっている。
「エコーをできる限り活用しています。エコーは、患者さんの体にもやさしく、経済的にも負担が少なくて済みますから」

2016年2月に、敷地内の旧クリニック以外のスペースに建築した、5階建ての新館に移転した。以前の建物が40年を経過して老朽化したことと、内容の充実とともに院内が手狭になったためだ。院長が理想とする設計と設備を、1年以上の建築期間をかけて形にした。JR五日市駅から雨に濡れずに来院できるのが、新しいクリニックの大きな特徴だ。
まず、長年の念願であったMRIを常設した。閉所恐怖症の患者や子どもでも、不安なく検査が可能なオープン型のMRIである。ほかの医療機関に予約していた頃よりも、より迅速な検査が可能になった。外部の医療機関から積極的に予約を受けることはしておらず、検査対象は基本的に同院の患者だけである。MRI常設に伴い、検査技師のスタッフを2人に増員した。
また、1日3食の病院食やデイケアで提供する昼食を準備するための厨房にもこだわった。短時間で大量な調理が可能なスチームコンベクションや、常に温かいものを温かく、冷たいものを冷たく保つ温冷配膳車を取り入れた。専属の管理栄養士が毎日の献立を組み、糖尿病食や腎臓病食などの各種病食にも対応している。
定期的に食中毒の勉強会を開催し、衛生管理には注意を徹底している。また、季節ごとに行事食を取り入れるなどの工夫を凝らし、災害対策として20食3日間の備蓄食も常備している。入院患者やデイケア利用者からは、食事がおいしいと評判である。
このほか、2階にはワンフロア全部を使った広々としたリハビリ室や、3階には入院患者や見舞い客が食事をしたり談笑するなどしてくつろげる、日当たりの良いサンルームなどがある。
4階には30人程度収容可能な会議室があり、週1回の全体カンファレンスや、月1回の医療安全委員会と感染症対策委員会などに使用している。そして院長は、広島都市学園大学の非常勤講師として10年整形外科学を教えてきた経験を生かし、同院の若手スタッフへの指導も行っている。今後は外部から講師を招くことも検討中で、ますます会議室の出番が多くなりそうだ。
2016年4月から新しく、肩を専門にする整形外科の柏木健児医師(以下、柏木医師)が加わり、常勤医は3人体制となった。柏木医師は1993年に広島大学(以下、広大)医学部を卒業し、同年に広大医学部整形外科学教室に入局、1999年に院長と同時に広大大学院に進学した。日本肩関節学会代議員であり、日本の肩診療をリードする医師の一人である。同院に赴任直前の2016年3月まで中国労災病院(呉市)に勤務し、肩関節外科を専門として、手術をはじめとする多くの肩診療を手がけてきた。

有床診療所(以下、有床診)には、「在宅診療の後方支援」「身近な専門医療(手術やリハビリなど)」「急性期病院からの受け皿」「介護施設や介護サービスの後方支援」といった役割があり、地域包括ケアシステムにおける有床診の位置付けは重要といえる。
そんな有床診の数は、年々減少傾向にあるというが、院長は父の代から続く有床診を今後も誇りを持って続けていきたいという。
「毎日の診療で大切にしているのは、患者さんの目線に立って話を聞き、不安に思っていることを理解して、問題点を解消するために努めることです。医療は『思いやり』です。それを常に心がけ、患者さんに向き合っていきたいと思っています」
柏木医師の加入により、整形外科・リハビリテーション科は医師2人体制となり、質・量ともにこれまで以上の診療が可能となった。
「1人では限界のあった手術症例も、これからは可能な範囲で増やしていきたいですし、佐伯区ではほかに整形外科手術ができるところがありませんから、将来的にできるようになればと考えています」
祖父や父の背中を追い続けてきた院長は、今度は整形外科医という立場で地域医療への志を継承する覚悟だ。

平尾 健 院長

ひらお・けん

経 歴

1992年広島大学医学部卒
関連病院に勤務後、2003年広島大学大学院医学系研究科修了、博士号取得
同年より県立広島病院整形外科勤務
2006年平尾外科整形外科クリニック(現平尾クリニック)開業
医学博士

古井 潤 副院長

ふるい じゅん

経 歴

1997年久留米大学医学部卒業
小児科循環器グループとして関連病院に勤務後
2001年同大学院医学部研究科修了、博士号取得
2004年広島大学医学部小児科入局後、土谷総合病院、広島総合病院に勤務
2012年10月平尾クリニック赴任
医学博士

柏木 健児 医師

かしわぎ けんじ

経 歴

1993年広島大学医学部卒業
関連病院に勤務後、2003年広島大学大学院医学系研究科修了、博士号取得
同年、中国労災病院整形外科赴任
2016年4月平尾クリニック赴任
医学博士

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