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アマノリハビリテーション病院 (医療法人 ハートフル)

「生活の全面的な回復を図っていくリハビリ」をあらゆる世代に

リハビリを0歳から100歳までのあらゆる世代に取り入れることを理念として診療を行う。
「地域のために、地域とともに」の理念のもとに時代に合ったリハビリの在り方を追求し、国際団体の認定を受けるなど、さらなる質の高い効果的なリハビリの提供をめざす。

クリニック・医院情報

住所 廿日市市陽光台5-9
TEL 0829-37-0800
ホームページ http://www.amano-reha.com
駐車場 40台

診療時間

 
9:00~12:00 休診

*日曜・祝日、全日午後は休診 *午後は予約診療あり(要相談)。天野理事長は木曜担当

診療案内

主な診療内容  
 リハビリテーション料、
小児科、
総合診療科
病床数/ 120床
回復期リハビリテーション病床/ 91床
地域包括ケア病床/ 20床
療養病床/9床
さまざまな疾患に対応したリハビリを幅広い年齢層で実施。0歳から18歳までの小児に対する理学療法、作業療法、言語療法を実施。成人では主として脳血管疾患、神経・筋疾患、骨折、脊髄損傷のリハビリを実施。 
 主な設備 心肺運動負荷試験装置(CPX)、呼気ガス分析装置、
運動負荷機器(ストレングスエルゴ8)、反重力トレッドミル(Alter-G)

 

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アクセス

詳細情報

以下のページから、さらにくわしい診療内容などがわかります!

医療法人 ハートフル アマノリハビリテーション病院 | ― 医者選び広島 クリニックサーチ ―
「生活の全面的な回復を図っていくリハビリ」をあらゆる世代に
アマノリハビリテーション病院
天野 純子 理事長

特  色

リハビリを0歳から100歳までのあらゆる世代に取り入れることを理念として診療を行う。
「地域のために、地域とともに」の理念のもとに時代に合ったリハビリの在り方を追求し、国際団体のさらなる質の高い効果的なリハビリの提供をめざす。

天野理事長はもともとは消化器外科が専門だったが、リハビリについての熱い思いを次のように語る。
「治療はしたものの、歩けなくなったり認知症になったりする姿を見て、『患者さんの人生って何だったのだろう』と思うことがありました。外科的な治療は成功しても、その人の人生としては本当に良かったのかと。患者さん自身を元気にして家や地域で過ごしてもらう、そんな医療はないかと強く思うようになりました」
そんなときに出会ったのが、リハビリを専門にする医師の先生たちだった。
その中の一人に、茨城県立健康プラザの管理者である大田仁史医師がいる。故田中角栄をリハビリした医師として有名な人で、地域リハビリの重要さを説き、今までに数多くの著書も出している。
大田医師はリハビリについて、次のような方針で取り組んでいる。
「病気やけがで右手が動かせなくなった場合、その手を元通りにすることも一つの考え方だが、どんなに訓練しても機能回復が見込めない場合は、もう片方の左手を訓練すれば字を書いたり箸を使えるようになる。たとえどこかに障害があったとしても、残っている健常な心身の機能を伸ばしてそれを高め、一人の自立した人間としての新しい生活の確立をめざそう」。
理事長はそんな大田医師の「人間の生活の全面的な回復を図っていくリハビリテーション」という考え方に感銘を受けたのである。

「医療法人ハートフル」という名称の由来を理事長は次のように語る。
「患者さんの気持ちを大切にした、心のこもった医療を行いたいと考えていました。その思いを一言で表現すると、『ハートフル』という言葉がぴったりだと感じました」
それまでは「フェニックス」という名称を使っていたが、病院としての診療の方向性を考え、スタッフ一同でその想いを共有するために、2008年に法人名を「ハートフル」に変更した。
そんな理事長は、曾祖父、祖父、母に次いで4代続く医師の家系である。
「医師になろうと思ったのは、幼いころから母たちの働く姿を見ていて、地域の住民にとってはなくてはならない存在だと感じたからです」
その気持ちが確固としたものになったのが、高校3年のときに胸腔内に腫瘍ができ、入院して手術を受けた経験だった。
「広島市民病院に約1か月間入院しましたが、術後の通院も含めて、医師だけでなく看護師など、多くの人に本当に良くしてもらいました。患者の立場になって、あらためて医療従事者のやりがいや大変さが分かったんです」
院長は、東海大学医学部を卒業後、広島大学第一外科教室に入局した。
同院のルーツは、曾祖父が廿日市市津田で開業医として興した天野医院で、有床診療所だった。1993年に祖父が、廿日市市串戸に「アマノ病院(90床)」を開設したが、その直後に祖父が急死したことにより、同年12月「アマノ病院」の院長に就任した。2000年4月には、廿日市市陽光台に「アマノ病院」を新たに開設し、串戸にあった「アマノ病院」は「あまのクリニック」に名称変更し、在宅医療を担う医療施設として再スタートした。
さらに2008年1月に、「アマノ病院」を「アマノリハビリテーション病院」に変更した。

同院は、あらゆる世代のリハビリに取り組んでおり、「0歳から100歳までのリハビリ」「あらゆるステージに適用できるリハビリ」をめざしている。
まずは子どもに対するリハビリを紹介しよう。コンセプトは、「地域の子どもたちと一緒に、いきいき、伸び伸びと、自分(その子)らしく」「地域で自分の力を発揮できるように」である。障害のある子どもたちが生きていくために、暮らしやすい環境の手助けをすることを第一に考えている。
発達に何らかの障害がある子どもに対しては、発達障害支援を行っている。個々の子どもたちに合ったものをそれぞれ評価してあげて、みんなが自分らしく生活を送れるようにスタッフ全体で支援している。
子どもの年代は乳児期、幼児期、学童期、青年期と多岐にわたるが、発達段階であるこの時期はとても重要な要素を持っている。同院では、成長期の子どもたちが将来、社会へ出ていくまでに必要な能力や社会性を身につけていけるように取り組んでいる。中でも力を入れているのが、同院4階で行っている外来リハビリである。脳性麻痺や神経難病、発達障害などの子どもたちが通院しているが、ほかの子どもたちとの関わりを意識できるような環境で、リハビリを通じて外に一歩足を踏み出すきっかけづくりにと考えている。
具体的には、理学療法、作業療法、言語療法などだ。理学療法では、運動経験を積み重ねていく手助けや、子どもが持っている運動能力を発揮できるように促したり、2次的な変形予防や体操(ストレッチ、筋力を付けるなど)、介助方法の練習などを家族と一緒に行う。シーティングクリニック(医学的な観点から観察や判断を行い、患者にとって安楽でかつ体に良い座り方をアドバイスし、それに沿った車椅子を提供すること)や装具などの製作も行っている。
作業療法は、「食事や着替えなどの身辺動作が難しい」「手先が不器用」「感覚が過敏である」「多動的で注意や集中が苦手」「読み書きなど学習に不安がある」などの子どもたちに対して、必要な評価や支援を行っている。
生活の上で困っていることやライフステージに合わせて、感覚遊びや手先を使った活動(鉛筆やはさみなど)、自助具の検討などもサポート。教科書を持てないなど、体の運動制限のために学校での学習が難しい子どもや、先生や友達との会話(意思表出)が難しい子どもに対しては、iPadやパソコンを利用した環境づくりを提案。同時に、操作を簡単にできるように、室内灯などのスイッチの設置を子どもの状態に合わせて進めている。
また言語療法では、主にコミュニケーションや食べること、飲むことへの支援を行う。現在、「言葉が遅い」「発音が聞き取りにくい」「コミュニケーション能力を伸ばしたい」「噛むこと、飲み込むことが難しい」などの悩みを持つ子どもたちが通っており、小学生を対象にしたコミュニケーション支援や社会性の向上を目的としたグループ訓練を行っている。
さらに、子どもに対する訪問リハビリも行う。
「リスクが伴うため、比較的手のかかる重症の子どもたちの受け入れ先は、今はまだ少ないです。そんな子どもたちを診ていることも、当院の特徴です」

成人のリハビリにも積極的で「住み慣れた地域や社会への復帰に向けて、一歩踏み出す自信を持って」をモットーにしており、主に脳血管疾患、神経・筋疾患、骨折、脊髄損傷などの患者が利用している。
「社会や生活への不安を抱えている中で、自身の可能性を見出して、チャレンジしていく精神を養ってもらえればと思っています」
リハビリはさまざまな分野に分かれており、回復期リハ、生活期リハ、訪問リハ、外来リハなどがある。また、心臓リハビリにも力を入れている。正式には心大血管疾患リハビリテーションと呼ばれ、急性発症した心大血管疾患、またはその手術後(急性心筋梗塞、狭心症発作など)や、慢性の心大血管疾患(慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患など)を対象にしている。
心臓リハとは、「心臓病の患者が、低下した体力を回復させて精神的な自信を取り戻し、社会や職場に復帰して、さらに心臓病の再発を予防して快適で質の高い生活を維持することをめざして運動療法、患者教育、生活指導、カウンセリングなどの活動プログラムに参加する」ことをいう。心臓病の患者が快適で質の良い生活を過ごすための総合プログラムである。
具体的には、運動処方(運動負荷試験により最適運動強度を決定)、監視下運動トレーニング、在宅運動療法指導などの「運動療法」や、心臓病に対する正しい知識、食事療法、禁煙の実行方法、日常生活での注意事項などの「患者教育」を行う。ほかにも社会復帰や職場復帰へのアドバイスや、不安への対処方法やうつ状態などについての相談もある。
チーム医療が特徴で、循環器医師、理学療法士、看護師(心臓リハビリテーション指導資格保有)、栄養士、臨床工学技士、スポーツトレーナーなどが関わる。
広島県内には、急性期病院併設の心臓リハ施設はたくさんあるが、回復期や維持期に対応した心臓リハ専門施設は少ない。
「今後は、介護保険サービスやスポーツセンターとの連携などを視野に入れながら、患者さんが住み慣れた地域で、心臓リハビリを継続していくための体制づくりを推進していきたいです」
患者が安全に運動できる強度を測定できるよう心肺運動負荷試験装置(CPX)を導入している。心肺運動負荷試験を行うには、呼気ガス分析装置、運動負荷機器、負荷心電図装置、血圧測定機器が必要だが、同院では呼気ガス分析装置「ミナトAE-310S」、運動負荷機器「ストレングスエルゴ8」を備える。
「これらの機器は心臓に疾患を持つ患者さんだけでなく、高齢者の患者さんや、術後の患者さんにも効果的なリハビリになります」

高齢者に対するリハビリについては、自宅環境の改善や在宅での自主トレーニング指導を中心に行っている。実際に自宅へ訪問して、けがの再発を防ぐ環境づくりの改善案を提供したり、長年生活してきた街で自分らしく生き生きとした生活を送れるように支援している。回復期から生活期、そして外来期に至るまで、一貫して介護保険に対応したリハビリが可能である。
また、リハビリ室内にADL室(日常動作訓練室)を導入し、調理、洗濯、掃除などの家事動作の訓練が実施できる。布団の積み下ろしなどの床上動作の訓練を通じて、実際の自宅を想定した訓練が可能だ。
リハビリ機器についても最新の機器を導入しており、2013年12月に反重力トレッドミル(Alter-GR)を広島西部地区で初めて導入した。これは、空気圧の調整によって、下肢にかかる負担を最大で体重の20%まで軽減することができ、例えば体重が60㎏の人であれば、最大で12㎏の負荷でパフォーマンスができる高性能な機器である。
自然歩行で訓練が可能で、専用のショーツを履いて本体と連結するため、上半身下半身ともに自由に動かすことができる。そして患者ごとに合わせて、トレーニングやリハビリテーション時の痛みを最小限に抑えた状態で使用ができる。空気によって負荷を調節しているため機器による圧迫感がほとんどなく、リラックスした状態で利用することも可能だ。
また、転倒などのリスクを最小限に抑えた安全設計となっている。スポーツによる障害や外傷や術後の患部に対して、荷重負担が悪影響を及ぼす可能性がある場合でも、負荷を減らすことでこれらの影響を最小限に抑えた状態で使用できるなど、安全性も高い。
外傷後や神経障害のリハビリ、加齢に伴う疾患対策、肥満の改善、手術後のパフォーマンス低下の防止、負荷を減らした状態でのトレーニング、日常生活の向上まで、関わる範囲は多岐にわたる。

同院は医師9人が在籍しており、リハビリ担当3人、循環器科2人、小児科、脳外科、内科、総合診療科が1人ずつの陣容で、理学療法士や作業療法士も含めると全員で80人に上る。
「最新の機器は、もちろんこれからも導入していく予定ですが、それ以上にスタッフや療法士などの質や量で地域ナンバーワンをめざしたいですね」
「リハビリを通じて、地域で自分らしく生きる、生活する」「体が動かずに障害が残っても、自分らしく……」の精神が同院には息づく。
「あらゆる疾患に対応する意味で、今はまだ発展途上ですが、皆さんに満足してもらえるように上をめざしていきたいと思っています」
同院では、専門的に行うリハビリの質をさらに高めるため、「リハビリの中身を世界的レベルに引き上げる」を目標の一つに掲げ、日々努力している。 2016年11月には、国際団体CARF(Commission on Accreditation of Rehabilitation Facilities)の認定を受けた。審査は、アメリカ人と中国人2人の調査官が病院を訪問し、実際に病棟を歩いたり患者や職員に直接質問をしたりという形で行われ、病棟には特に何度も足を運んで、夜勤帯の状況についても熱心に調査していたという。調査最終日の講評では、「リハビリテーション以外の場面でも患者を大切にしている」「しっかりと医療安全に取り組み、信頼がおける」との評価を得た。
CARFによる認定は国内初で、理事長は今後の抱負をこう語る。
「今回の認定を機に、さらに質の高い効果的なリハビリを提供し、これまで以上に地域に貢献できる病院をめざしたいです」
「地域のために、地域とともに」の精神は不変だが、時代によって患者が求めるニーズも変わる。地域のために、在って良かったと思われる病院であり続けたい。そのためにはやはり人材育成が一番であり、人があってこそ成り立つ仕事とも考えている。スタッフの採用のときには、「人と話すことが好きか。人そのものが好きか。そしてやさしい人間であるか」を一番に考える。
理事長は、アマノ病院の将来について、「廿日市に、リハビリの病院を中核にサービス付高齢者住宅や障がい者の住まい、そして保育園などを備えたコミュニティータウンをつくる」という大きな夢を抱いている。高齢者から子どもたち、障害のある人も、ない人もみんなが支え合いながら、生きがいのある日々を暮らしてほしいと願っている。
「高齢者が子どもたちに宿題を教え、子どもたちはお年寄りの話し相手になる。そんな街づくりに貢献できたらきっと素敵でしょうね」

天野 純子 理事長

あまの・じゅんこ

経 歴

1987年東海大学医学部卒
広島大学第一外科教室入局
加計町立病院、県立広島病院で初期研修医
1993年アマノリハビリテーション病院開業

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