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金谷整形外科クリニック (医療法人 KOC)

地域に密着、患者のライススタイルを考えた治療を提供

地域に密着したかかりつけ医として、患者の健康を守るため全力を尽くす同院は、最新のMRIによる画像診断を行うなど質の高い診断と適切な治療を行う。患者の生活スタイルを重視した治療法の提供にも努めている。

クリニック・医院情報

住所 安芸郡海田町幸町9-13
TEL 082-822-2070
ホームページ http://kanaya-ortho.byoinnavi.jp/pc/
駐車場 35台(クリニック下駐車場21台、第2駐車場9台、第3駐車場〈クリニック横〉5台)

診療時間

 
8:30~13:00 休診
14:30~18:00 休診 休診 休診

*日曜・祝日、水曜午後・土曜午後は休診

診療案内

主な診療内容  
整形外科・
リハビリテーション科
膝・肩・腰など全身の骨・関節疾患、骨粗しょう症、
外傷(骨折・捻挫・脱臼・打撲など)、スポーツ障害、交通事故、
労災事故
主な設備 1.5(Tテスラ)MRI画像診断装置、Ⅹ線骨密度測定装置、加速度トレーニング装置Power Plateパワープレート、浮腰式腰痛治療器Protech3プロテック3、超音波検査装置

 

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アクセス

詳細情報

以下のページから、さらにくわしい診療内容などがわかります!

医療法人 KOC 金谷整形外科クリニック | ― 医者選び広島 クリニックサーチ ―
地域に密着、患者のライススタイルを考えた治療を提供
金谷整形外科クリニック
金谷 篤 院長

特  色

地域に密着したかかりつけ医として、患者の健康を守るため全力を尽くす同院は、最新のMRIによる画像診断を行うなど質の高い診断と適切な治療を行う。
患者の生活スタイルを重視した治療法の提供にも努めている。

「きちんとした診断があってこそ、しっかりとした治療が行えます」
これは、金谷院長が掲げる医療ポリシーだ。その言葉を最も表しているのが、1・5T(テスラ)のMRI画像診断装置を導入していることだ。鮮明な画像で診断でき、開業医でこのクラスの機器を設置している施設は少ない。
このMRIは、71㎝オープンボアと呼ばれるトンネル状の構造で、独自の静音化装置によって静かで開放感のある検査空間を実現している。また寝台も43㎝まで下がるため、高齢者にも安心して使用してもらえる利点がある。
例えば初期の圧迫骨折の症状はMRIでないと診断が難しく、X線撮影では患部が見過ごされることが多い。
「MRIは体の内部が正確に判別できます。特に、高齢者に多い腰の骨折は初期にX線検査では分かりにくいことが多いため、正確な診断をつけて、骨が潰れてしまう前に適切な治療が必要です。そうしないと、そうした潰れた部分の上下がそのあと潰れやすくなるんです」
骨が折れていた場合、硬性コルセットを装着して周りから支える治療を行う。

院長は広島大学時代、準硬式野球部に所属していたときに、けが(急性腰痛)をしたことがきっかけで、東広島医療センターに1週間入院したことがある。そのときの担当の医師をとても身近に感じ、この経験が整形外科をめざすきっかけになった。
内科、産婦人科、整形外科の3科の内、どの科に進むか迷っていたが、大学6年のときに整形外科に決めた。野球部の先輩に整形外科医が多かったことと、現広島大学学長で当時医局長だった越智光夫医師が、颯爽と治療する姿に強くあこがれたからである。越智医師から整形外科に誘われ、カリスマ性を感じて心を決め、1995年に整形外科に入局した。
越智医師が同年10月に島根医大整形外科教授に着任する直前のことだった。
「がんは命に直接関わるので、医師としてもつらい部分があります。私は患者さんに元気に帰っていただきたいんです」
そんな思いの中で最も合致したのが、整形外科だった。
実は、院長は大学を一度中退した経験がある。最初は工学部に通っていたのだが、2年で退学した。
「安易な気持ちで、適当で簡単に入れるところに入学してしまいました。ですが、このままではいけない、僕がいる場所ではないと感じたんです」
在籍しながら再試験にトライ。背水の陣だったが、同級生より3年遅れで医学部に入り直した。もともと伯父や従兄弟も医師で、そんな姿を間近に見ていた。
「やりがいのある仕事だと感じていました。手に職を付ける重要性に加えて、目に見える形で社会にも貢献できると考えたからです」

大学3年のとき、スキーで膝の内側の靭帯を痛めて、広島共立病院に行った。診断は軽い捻挫だったが、そのときの医師の説明がとても歯切れが良くて分かりやすく、このときの経験も膝に興味を持つきっかけになった。
研究よりは臨床医として病院で治療に携わり、患者と日々接していたいと思っていた。卒業後すぐの大学病院での研修医時代は、膝の治療に関わることは少なく、脊椎の腫瘍が多かった。広島県立障害者リハビリテーションセンターで関節鏡による前十字靭帯の再建術に立ち会ったとき、先輩医師の技術の高さを目の当たりにした。とりわけ手技と手早さにあこがれ、スムーズな流れにも感動した。この頃に、膝を専門にやっていこうと決意を固めたという。
国立療養所広島病院(現東広島医療センター)では、ようやく一人で人工膝関節の手術を重ねるようになった。そして、大学院を卒業してマツダ病院に行ったときに靭帯再建術を行い、「自分は膝を専門にやっていこう」と決意を固めたという。
マツダ病院では年間100~150件の手術を行い、そのうち膝は100件程度だった。 「人工関節も含めていろいろ経験して、少しずつ先が見えてきました」
しかし一方で、40歳代前半になって、もっと違った角度から医療に向き合いたいとも感じた。「解決型医療」をめざしたいと考えて、2015年8月に開業することを決意。
また、理由のもう一つにはこんな思いもあった。
「これまでの総合病院での勤務を通じて、整形外科と外科の差や、中には接骨院などの医療類似行為を行う施設との差が分からない患者さんがおられ、整形外科医としてのスペシャリティを前面に出すことが必要だと感じました」
そして、中には整形外科よりも接骨院を希望する患者がいることも感じていた。
「整形外科と接骨院では専門知識が明らかに違います。早めの段階で患者さんをきちんと診断しないと、治る病気も治らなくなります。少し口幅ったいようですが、開業の整形外科のあるべき姿を考えるようになりました」
出身は安佐北区だが、安芸郡海田町を開業の場所に選んだ。マツダ病院に5年、済生会広島病院に1年勤務し、この地区の役に立ちたいと考えたからだった。

同院はハード面の充実にこだわっている。二重X線吸収法(DXA法)により腰椎や大腿骨の骨密度が最小限の被ばく量で正確かつ迅速に検査できる、
X線骨密度測定装置を導入している。MRIは、総合病院では予約の必要があるためすぐには撮れない場合が多いが、同院では少しの待ち時間で、来たその日に撮影できるのも利点だ。
リハビリに欠かせないのが、加速度トレーニング装置の「パワープレート」だ。年齢やライフスタイル、身体能力にかかわらず、健康増進に適した振動マシーンである。
加速度トレーニングの理論に基づき、振動が引き起こす体の自然な反応を加速させ、筋力や血液循環、パフォーマンスの向上を実現させる。
プロテック3という浮腰式腰痛治療器は、腰から下を宙に浮かせて上半身の重さを取り除き、椎間板内圧を減圧させて痛みを緩和しながら運動療法を行う。WBC日本代表の監督を務めた小久保裕紀氏が、選手時代に自宅に導入した機器でもあり、アメリカで特許として認められたオンリーワンの治療法だ。
骨盤矯正用のバンドは、腰痛の一因である骨盤の不均衡を矯正し腰痛を改善することができる。患部を温めて痛みを取る機器の「ホットパック」は、温度調整が簡単で持ち運びにも便利である。
総合病院の診察室は手狭なことが多く、ベッドの両側から診療することは難しい。同院ではベッドを壁際に置いていないため、院長は両側から診療が可能。左右に向き直るなどの患者の負担を少なくするためで、ベッドの横幅も通常より広くしている。
診察室は3つあり、院長はバックヤードを使って移動。3つの診察室は全て同じ仕様だが、第1診察室にはエコー、第3診察室には衝撃波を与えるショックマスターがあり、足底筋膜炎やテニス肘などに効果的だ。点滴もベッドと椅子の両方で可能で、リクライニング仕様になっている。
3か所の診察室を、院長は移動しながら患者を診察する。患者ごとに別の診察室に入ってもらい、ゆっくり着替えてもらう心遣いも忘れていない。
また、患者の目を見ながら話せるように医療クラーク(診断書作成等の事務作業の補助スタッフ)を導入している。整形外科の勤務経験があり、専門知識を備えたパソコン作業に精通しているスタッフで、導入以降は診察に集中できるようになった。総合病院でも、まだ全ての医師にクラークは付いていないという。
電子カルテも導入していて、患者のデータを全てコンピューター上で管理しているため、診療のスピード化に貢献している。無駄な待ち時間を少しでも短くし、患者のニーズに応えるためだ。
また、院内は車いすが十分に行き来できる広さがあり、圧迫感をなくすために天井を高くしている。壁は白で統一し、余計なポスターなどは貼っていない。患者にできるだけリラックスしてもらうための配慮だ。これらは、全て院長の考えでもあり、クリニックの設計段階から深く関わっている、㈱オオサコプランニングの大迫あつ子氏のアドバイスも多く取り入れている。

同院の患者の年齢層は70歳代が一番多く、80歳代も含めると全体の約4割になる。膝は関節症、腰は脊柱管狭窄症が多い。変形性膝関節症は、関節内注射や、場合によっては装具を使った治療を併用する。足の裏に装具を装着して、荷重線を変える。歩くときは常時付けたままで、装着方法を間違えると周りの柔らかい組織が固くなる恐れもある。
狭窄症の場合は、腰の筋肉を柔らかくすることが大切である。加齢が主な原因だが、周りの組織を柔らかくする定期治療が必要だ。血流を改善する点滴や薬物治療、リハビリなどを総合的に行うことも重要になってくる。
硬膜外ブロック注射や神経根ブロックも有効で、神経根ブロックではレントゲン透視やエコーを使って、適切な神経根に注射を打っている。抗炎症剤を加えており、これでも治らなければ手術も選択肢となる。
院長は、できるだけ手術をせずに治したいという。しかし、患者にもよるが一定期間治療の効果が表れなければ止める。見極めることが何より大切だ。痛みは患者本人にしか分からないため、本人が我慢できずに、毎日気が滅入るようなストレスがあるようなら手術を選択している。合併症もあるため、年齢も十分加味し、また患者の希望がなくても、「今のうちに手術をした方が良い」とアドバイスをすることもある。
高齢者の治療に加えて力を入れているのが、若年齢層のスポーツ障害である。運動のし過ぎがほとんどで、疾患にもよるが、動きながら治していくというのが原則となる。
単に運動を禁止するのではなく、限度を設けることが大切だ。
膝、足首、腰の痛みを訴える患者が多く、骨折の場合には運動は中止している。腰が折れて、しばらくして判明する分離症も同様で、この症状は以前から痛みを我慢している場合が多く、正確な診断がされずに放置され続けていた場合もあるという。硬性コルセットを装着して2か月程度休んだあとに、回復具合をMRI画像で確認する。完治していなくても痛みがなくなることもあり、途中で運動を再開すると再発することもあるという。
そして、一般的に運動をしながら治していくのが、膝のオスグッド病だ。成長期に軟骨が引っ張られて痛みが出るもので、身長が伸びるにつれて骨が追いつかず、筋肉が引っ張られて伸縮性がなくなる。リハビリやスポーツをするときには、負担がかからないようにテーピングや装具を使って対応している。
「本来は動かない方が良いですが、ケアをしながら、過度な運動にならないようにアドバイスしています。痛みがあってもスポーツをする人がほとんどですが、患者さんにも意識を高めてもらいながら、専門家がチェックすることが重要です」

骨粗しょう症の治療は、飲み薬や点滴などを中心に行っている。症状の進行を抑えることが目的だが、「ずっと飲み続けるのか」と患者から聞かれることも多く、認知度が低いと感じているという。高血圧の患者であれば、高血圧治療薬についてそのような質問はないからだ。そうした意味でも地道な啓発は欠かせない。70歳を過ぎて一度も骨密度を調べたことがない人には検査を勧めており、複数回の骨折の経験がある人には必ず行う方が良いという。
「骨密度の検査はすぐにできますし、診断に関しても総合病院と同等で、患者さんが治療を継続できるように、治療薬を選択しています」
四十肩や五十肩は、そこまで大きな問題になりにくい肩の炎症の総称である。しかし、腱板が切れていたり軟骨が痛んでいることもあるため、MRI検査が必要となる。また、肩の炎症が長期にわたり、関節の動きが悪くなっている拘縮肩に対しては、サイレントマニピュレーションという治療も行っている。麻酔をかけ、患者にストレスのない状態で一気に関節の動きを改善させる。画像上では大きな問題の見られない急性腰痛や慢性腰痛は、骨盤のズレによるものが多く、リハビリで矯正治療を行う。
同院は、リハビリにも全力を上げている。実際に体に触らないと分からないことも多く、触診されると患者は安心するものだ。機器だけに頼らず手技にも重点を置いており、常勤の理学療法士が9人在籍している。この規模のクリニックとしては多いといえる。患者の年齢層が幅広いため、筋力トレーニングができるエアロバイクなどのマシーンも取りそろえている。
さらに、技術や知識を身につけてもらうため、理学療法士には積極的に研修に行ってもらっている。もちろん費用は全額負担しているが、交通費は自腹にしているという。
自らがある程度を負担することで、やる気を持ってもらうためだ。
理学療法士との情報共有も頻繁に行い、診察室の後ろ扉は開放して、問題点などがあればその都度話すようにしている。
「会議をすることが重要ではなく、いかに患者さんの状態を共有化するかが大切です」
診察では必ず患者の体に触れ、治療のために最大限の努力を重ねている。

開院当初は出張して手術をしていたが、年々減らしているという。「ある一定数を手がけないと、最良な手術ができなくなる」と考えたからだ。
開院してから、エコーも導入した。
「『診断に間違いはないだろうか……』『大丈夫かなあ』と考えを巡らせて寝不足になるよりは、機器を揃えて最善を尽くすべきと考えたからです」
歯切れの良い診断や医療がモットーで、たぶんとかだろうは可能な限り使いたくないという。すぐに理解できない患者には何回も説明している。例えば、MRIの画像を見せながら色の違いなどを説明し理解してもらうことで、治療をスムーズに進めている。
「開院してかなり経過しましたが、自分が求めてきたことの半分はできていると思っています。患者さんが少しでも満足するために、待ち時間も極力少なくしたいです。痛みは精神的なものにも左右されますから」
患者たちを家族と思って接している。リラックスしてもらうためにクラシック音楽を流したり、さまざまな本を置いたりしている。また、待合室はガラス張りで、カーテンを開けると外が広く見えるように工夫し、院内では心を落ち着かせる風景物の映像を流している。
「余裕を持って、一人ひとり丁寧に診察したいと思っています。患者さんが『先生、これ治りますか』と聞いてきたら、『治すんです』と答えるようにしています。10ある痛みを9にでも8にでもしてあげようと。そのためにさまざまな治療をしていきたいです」
ネクタイを付けずに診療を行うのは、患者が話しやすい雰囲気をつくるためだ。
「とかく患者さんは遠慮しがちです。決して無駄話はしませんが、他科領域を含めて心配なことがあれば、丁寧に聞くようにしています」
院長がめざすのは、患者の生活スタイルを大切にした治療の提供だ。

金谷 篤 院長

かなや・あつし

経 歴

1995年広島大学医学部卒
広島大学医学部付属病院、国立大田病院、広島県立身体障害者リハビリテーションセンター、国立療養所広島病院(現東広島医療センター)などを経て、JA尾道総合病院整形外科副医長、済生会広島病院整形外科副医長歴任
2007年広島大学医師薬学総合研究科大学院卒業
マツダ病院整形外科、吉島病院整形外科医長を経て、2013年8月金谷整形外科クリニック開院

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