治療方針は、「カウンセリングで患者さんの話をしっかり聞き、希望に沿う治療計画を立て、治療する」こと。
相談時に、患者に合った矯正歯科治療の概略を説明し、口腔内の問題点や治療の内容・期間・費用などを伝える。
インフォームドコンセント（説明と合意）を重視し、患者の疑問や不安感をその都度解消。
患者が話しやすいようにカウンセリングルームも用意している。
1984年の開院以来、矯正歯科治療をした患者は約3000人。
多くの肩書を持ち、人望が厚い専門医の院長と、院長の息子で専門医の副院長の2人体制で診療。
患者の年齢層は小児4割・大人6割で、広島市全域ほか山口県や島根県などからの来院もある。

唇顎口蓋裂やダウン症、顎の変形などの外科手術を伴う治療（保険適用）を数多く行っており、小児治療では子どもにとって一番楽で能率が良い時期に行うように配慮している。
矯正治療では、歯の表面にマルチブラケットという装置を付け、ワイヤーで歯を動かす治療がメインとなる。
患者の外見を考慮して目立ちにくい白いワイヤーを使い、装置が外から見えないよう、歯の裏側に付けて治療する方法（舌側矯正）も採用している。

治療前後の衛生管理にも力を入れており、治療前に希望者に対して 歯垢細菌検査を行い、むし歯になる危険度を判定。
危険性の高い患者には予防処置を行い、危険性を下げてから矯正歯科治療を開始している。
また、フッ素添付やフッ素洗口法による歯質の強化も実施している。
治療中は予防管理に力を入れており、PMTC（歯のクリーニング）では、矯正装置を付けたまま、ブラッシングや歯垢・歯石取りなどに注意を払う。
治療後も希望があれば、咬合管理と口腔衛生管理を行い、健康な歯を維持する。
また、MFT（口腔筋機能療法）で舌の訓練を行い、口腔周囲の機能を改善することによる歯並びの治療も行っている。