コンセプトは、「ピーターラビットと仲間たちのいる、また行きたくなる歯科医院」。
健やかな永久歯を育てるには、定期的な歯科受診が欠かせないが、子どもは親に「むし歯になって歯医者さんに行くことになるよ」と、間違った先入観を与えられることがある。
そこで、「子どもたちが歯科医院に抱く恐怖心を取り除きたい」という思いから、ピーターラビットの世界のイメージで院内をまとめ、診察台には治療を受けながらビデオを視聴できるモニターを設置。
また、室内にはオーガニックアロマの香りが漂うなどの工夫をしている。
患者は地元の東区を中心に、遠方からは県北や県外から通院する人もいる。

治療ではむし歯予防に力を入れており、小児歯科の専門医院として子どもの成長に合わせた治療を心がける。
診察では、必ず保護者も一緒に診察室に入る同伴診療を行っており、治療方針や生活習慣などのきめ細かいアドバイスが好評である。
同院は2018年12月に新装移転。
自然を愛する竹本院長は、これまで以上にくつろげる医院をめざし、患者と家族が笑顔になれる環境づくりに全力で取り組んでいる。

矯正治療では、小臼歯を残しながら歯並びを整えていく、いわゆる非抜歯治療を基本とする。
子どもの顎の骨を育成し、唇や頬、舌、喉などの軟組織の機能に配慮した治療法に取り組む。
また、治療と同時に行うのが、呼吸法や姿勢などの生活改善。
噛み合わせや顎が小さいといった口回りの問題は、乳幼児の時点で発生しているという。
「しっかり噛んで食事をしないと顎が成長せず、歯がきれいに生え並びません。そうなると、噛み合わせに問題が生じて体にも影響が出ます。そこで矯正治療を提案しますが、治療に適した時期は各々で異なるため、大切なのは患者さんに合った時期の見極めです。小さい頃から受診されているお子さんであれば良い時期を逃さずに提案でき、将来的にも良い結果につながります」