宮田院長をはじめスタッフ全員が、「患者さんがもし自分や家族だったら、どんな治療を受けたいか」を考えながら治療を進めている。
正確な症状とその原因を把握するため、まずは歯に影響がありそうな生活習慣・環境などをヒアリングして、患者の心を開いていく。
また、院長は2015年から大学院に通い、薬剤師・看護師・歯科衛生士など、さまざまな立場の医療関係者と医療倫理を学び、その知識を踏まえて倫理包括的（ホリスティック）な医療を心がけている。

東洋医学的な見地と、大学院で学んだ脳科学の見地から、もともと人間に備わっている自然治癒力を、最大限生かして行う歯列の育成に定評がある。
「元気な顔に育てる」という言葉を用いて、患者の活力や性格を踏まえたトータルな矯正をめざしている。
また、口腔や歯の状態は心身の状態と関わりが深いことから、アロマやお灸、色で心を落ち着かせるカラー治療（松山市の加島先生考案）、足湯などを行う。
心理面の影響が出やすい小児歯科では、院内にキャラクターを配置し、「最初は治療が進まなくて当然」という見解から、心を開くことから始める。
そして、定期検診を勧めながら、むし歯を治療し、歯並びを整え、食習慣や家庭環境に起因する部分から生活改善を図っている。

睡眠時無呼吸症候群の治療では、個人の上顎の狭さや、頭蓋と上顎の形状が気道へどう影響しているかを最初に診察。
特に、スマートフォンを長時間凝視したり、心理的な緊張が続いたりする場合、顔面の前方への成長に悪影響を及ぼすため、日常生活について詳しく聞いている。
現代人は、夜間は無呼吸、日中は低呼吸や緊張による口呼吸を無意識に繰り返す場合がある。
そのため、骨格の形態改善を行いながら、筋肉の異常緊張やそれらによる癖などを、時間をかけて丁寧に治療している。