佐々木理事長は、「各々の患者さんのニーズや願望を心から理解し、その方に合った最良の治療の提供を心がけています。お口のことで悩まない、快適な人生を提供することを最も大切な使命と考え、常に笑い声と『ありがとう』の言葉があふれる幸せな空間を、患者さんと一緒に作りたいと願っています」と話す。
そのために、月1回、スタッフとともに勉強会を開催し、「1の予防は、100の治療に勝る」をモットーに、患者の歯科検診にも力を入れている。

万病のもとといわれる歯周病は今や国民病になっており、35歳以上の約8割が罹患している。
口腔の状態と全身の健康は密接な関係があり、歯科医療によってさまざまな病気（心臓病・脳梗塞・糖尿病・骨粗しょう症など）のリスクを減らせることが明らかになってきている。
しかし、国民の医療費は毎年約1兆円ずつ増大しているのに対し、全医療費に対する歯科医療費の割合は年々減少しているのが現状である。
現在、平均寿命と健康寿命には約10年の開きがあるが、健康寿命を延ばせば医療費削減につながるため、歯の健康は重要である。
例えば、歯周病が重度なほど年間医療費は高くなっている一方で、定期的な歯科検診受診者ほど年間医療費は少ない。
また、歯がほとんどなく義歯を利用する人は、20本以上歯がある人に比べて認知症発症リスクが1.9倍というデータもある。
歯の健康の維持は、さまざまな面でメリットがある。
理事長は、「積極的に歯科検診を受けていただきたいです」と強調する。

予約診療を中心に、歯科医師と歯科衛生士が歯周病治療や予防医療に重点を置いて診療を行っている。
衛生面でも徹底した管理を行っており、また一般診療室が2階にあるため、高齢患者用に1階にも診療室を設けて利便性を図っている。
訪問診療にも力を入れており、三原市・竹原市の高齢者を中心に、車で往診用の医療機器を持参。
むし歯治療・入れ歯治療・口腔ケア・食事支援など、地域の患者のQOL（生活の質）向上を支援している。