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福原リハビリテーション整形外科・内科医院

手技を重視したリハビリ、地域の子どもの側弯症治療も手がける

患者の訴えに真摯に耳を傾け、地域に根ざした診療を心がける。
器具よりも理学療法士の手技を重視したリハビリを長年続け、子どもの側弯症治療にも力を入れており、佐伯区の整形外科医の中心的存在でもある。

クリニック・医院情報

住所 広島市佐伯区海老園2-9-22
TEL 082-925-0555
ホームページ https://www.29clinic.com/
駐車場 9台

診療時間

 
9:00~12:30 休診
15:00~18:30 休診 休診

*日曜・祝日、土曜午後は休診  (内科:水曜午後休診)

診療案内

主な診療内容  
整形外科・
リハビリテーション科・
リウマチ科
膝・肩・腰・骨・関節疾患、骨粗しょう症、外傷(骨折・捻挫・脱臼・打撲など)
スポーツ障害、交通事故、仕事中のけが(労災事故)
理学療法、作業療法、言語聴覚療法、物理療法
関節リウマチ・脊柱側弯症の早期診断と治療
外来栄養食事指導
主な設備 デジタルX線画像診断システム、全身骨密度検査機、心電計
肺機能検査、超音波装置(腹部、心臓、頸動脈)
130平米のリハビリテーション室

 

紹介写真1
紹介写真3
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アクセス

詳細情報

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福原リハビリテーション整形外科・内科医院 | ― 医者選び広島 クリニックサーチ ―
手技を重視したリハビリ、地域の子どもの側弯症治療も手がける
福原リハビリテーション整形外科・内科医院
福原 千史 院長

特  色

患者の訴えに真摯に耳を傾け、地域に根ざした診療を心がける。
器具よりも理学療法士の手技を重視したリハビリを長年続け、子どもの側弯症治療にも力を入れており、佐伯区の整形外科医の中心的存在でもある。

「患者さんの訴えをきちんと聞き、自分の考えを押し付けるのではなくて、患者さんが気持ち良くなるようにしてあげたいんです」
福原院長は医療に対する思いをこう語る。上から目線で指示するのではなく、患者と医師が一緒になって疾患に向き合っていこうという方針だ。
また、患者に接する時にはケースバイケースで対応している。例えば、積極的に話しかけてくる患者にはそれに合わせる形でフランクに、緊張気味の患者には心を解きほぐす感じで対処している。根底にあるのは相手に対する丁寧な対応や思いやりだ。X線撮影検査の説明のときも専門用語を使わずにできるだけ分かりやすい言葉を使っており、それらはある意味当然の対応だが難しい面もあるといえる。
外科的手術はあくまでも最終的なもので、物理療法などの保存的療法、言葉を変えれば手術外の方法で疾患を治したいと考えている。例えば、膝関節や股関節が悪化して痛くなったときは、患部周辺の筋肉を付けて関節に負担がかからないことを第一に考える。また、進行を遅らせることも最大限の配慮をしており、薬で痛みを抑えながら、「頑張ってみましょうね」と患者にやさしく声をかけている。
「どうしても痛みが取れず、患者さんの日常生活に支障が出るようであれば総合病院に紹介して手術をお願いしています」
股関節や膝の人工関節の場合、手術をするとどうしても可動域が制限され、重い物が持ちにくくなる。また、正座が難しくなるので手術に適さないケースもある。
「以前、通院していた患者さんの中に華道の先生がいましたが、彼女にとってはいかに華道を続けられるかが問題でした。痛みが減っても、正座ができなくなれば手術の意味はありません」
華道や茶道などを生きがいにしている患者の場合、その人の人生自体を考慮に入れた上で判断を下さなねばならない。

関西医科大学を卒業後、広島大学整形外科教室に入局してからは、執刀医のもとで助手として多くの手術に立ち会った。肩のグループに所属していたが、手の外科も学んでおり、その後の県立広島病院では、執刀医として首、肩、腰、足などさまざまな手術を経験した。
「骨折のほかに慢性疾患など、本当にたくさんの良い経験をさせてもらいました。このときの経験が現在の診療に確実に役立っています」
当時の整形外科部長は股関節を専門にしていて、人工関節の手術以外にも股関節の腱切術なども行った。
腰のヘルニアの患者には、うつぶせに寝てもらって切開して、ヘルニアを一つずつ取る手術を行った。大学院時代には、研究や実験のかたわら外来も手伝っていた。
大きな転機は、1990年4月に開業した千代田中央病院への赴任だった。そこは総合病院で内科、外科、耳鼻科、産婦人科、整形外科などがあり、ちょうど大学院修了のタイミングで整形外科の専門医として声がかかったという。
千代田地域には、精神科が中心の千代田病院と内科専門の病院の2つの病院があったが、整形外科の開業医はまだなかったときだった。周辺地域には整形外科の患者は多かったが、手術を受けるには広島市内の安佐市民病院まで行く必要があったのだ。
そして整形外科部長として赴任し、やがて副院長、院長に就任した。
「当時は年俸制で、オーナーさんから経営のイロハを叩き込まれました。ある程度の収益を考えないといけなかったのですが、私が在籍していた間はなかなか黒字化させることは難しかったです」
そんな千代田中央病院で経営に関して多くのことを学び、結果的には開業のときに大いに役立ったという。

院長の父も整形外科医で、1963年に福原整形外科医院を開業した。しかし体調を崩したこともあり、晩年は3年ほど病院を閉じていたが、1995年にその病院を全て取り壊して、現在の同院として再出発した。
「大学のときに興味があったのは、内科系よりも脳外科、泌尿器科、整形外科などの外科系でした。内科は資料や文献を読み込んで頭で考えていく分野ですが、外科はその点はっきりしていて分かりやすいという感じがありました。父の跡を継いで開業するときは、やはり整形外科かなと思っていました」
院長の父は、長い間群馬大学病院に勤務し、開業の前にJA尾道総合病院に数年在籍していた。父の仕事はあまり間近で見たことはないが、非常に厳しい人間で、きちんとリハビリをしないとか、薬を飲まないからという理由で患者をよく怒っていたことを覚えているという。初診の患者が「先生、薬くださいな」と訴えると「ここは薬屋ではない!」と怒り飛ばしていたこともあった。
「父は医療に関して自信があったのだと思いますが、患者さんにとって行きたい病院であったかどうかは少し疑問も残りました。ある意味反面教師にしながら、患者さんに寄り添う診療を心がけています」

同院を開業してから22年が経つが、開業前からこだわっていたのはリハビリの充実だった。「これからはリハビリの時代だ」と感じ、そのため同院の名前にもリハビリテーションの文字を入れた。
当時としてはまだ珍しかったという。
3階建ての建物の内、2階はリハビリフロアに充て、通所リハビリ(デイケア)を開院当初から導入した。
同院では、高齢者を中心に膝、肩、腰などの痛みを訴える患者の除痛に取り組んでいる。除痛しても骨そのものがきれいになるわけではないが、再発しにくくするためのリハビリを中心にしている。骨の周りの筋肉をしっかり付けることで患部を防御するという考え方で、骨に負担がかからなくなると痛みも和らぐ。一般的に、歳を重ねると筋肉が減って骨が直接ダメージを受けやすくなる。
筋肉をつけるリハビリについて、例えば膝の痛みなら太腿の筋肉を鍛えることが大切である。太腿の前側を鍛えるときには、片足を10㎝程度上げて10秒間その姿勢を保ち、次に足を元に戻して10秒間休む。そしてこの動作をしばらく繰り返す。太腿の裏側の筋肉の場合、床に膝を伸ばして座り、背筋を伸ばしながら体をゆっくり倒して10秒間ほど止める。
「これらの運動を、無理のないように何回かに分けて行うことが大事です」
同じように、腰なら腹筋や背筋の筋肉を、肩なら肩周りの筋肉を付ける。
五十肩の場合も、痛みの出ない範囲で肩を動かすことが大切である。院長も五十肩の経験があり、
「人間50歳になると、いろいろな部分で組織が崩れて綻びが出てきます。肩を動かすと痛みが出てきますのでなるべく肩を使わないようにしました。しかし、全く使わないと肩の動きが悪くなるので最小限にして、軽く動かしていきました。私の実際の経験を患者さんに話すことで、疾患への理解もより膨らんで、治療に対するモチベーションも上がります」
近年はパワーリハビリ(専用機器を使ったトレーニングによるリハビリ)の必要性が注目されている。専用の機械を使って安心して行うことができ、その効果も証明されてきている。
「そのことは理解していますが、私はやはり人間による手技のリハビリにこだわりたいんです。手技の方が繊細な調整ができますし、度合いを観察しながら実施することも可能です。機械は進歩しているとはいえ、そのあたりがまだ難しいです」

現在、同院には理学療法士8人、作業療法士3人、言語聴覚士1人の計12人が在籍。理学療法士の配置人数は病院の規模としては多く、同院の特徴の一つでもあり勉強会にも積極的に派遣している。学会発表の経験もある。
同院には内科もあり、常勤の医師が在籍。内科の専門医がいることの利点について院長はこう強調する。
「整形外科に通う患者さんで、特に高齢者の中には、内科的な疾患を抱えている方も多いです。肝機能を患った人や、糖尿病などの生活習慣病を抱える人もいます。内科の所見についても配慮しながら、個別の治療やリハビリを行っています」
同院の現在の通院患者は100人程度で、このうち整形外科が70~80人、残りが内科の患者である。
「自己免疫疾患」とは、免疫に異常が起こることで自分自身の正常な細胞や組織を異物とみなし、それらを攻撃して排除しようとすることで起こる病気のことをいう。この自己免疫疾患による炎症や組織の傷害は、体全身に及ぶ場合と、ある特定の臓器にだけ起こる場合がある。
「関節リウマチ」は、そんな免疫の異常により関節の腫れや痛みが生じ、それが続いて関節の変形をきたす病気である。炎症や痛みを最小限に抑える治療を行い、毎日の生活を快適にすることができる。同院では、一日5人程度とそんなに多くはないが、リウマチ専門医((一社)日本リウマチ学会)として関節リウマチの治療も行っている。
「骨粗しょう症」とは、骨密度が低下して骨が折れやすくなる状態のことをいう。骨量の減少は、主に骨の中のカルシウムの減少でもたらされる。骨の元になるカルシウムや体が老化して、骨を作るためのホルモンが不足すると骨量が減少する。骨粗しょう症による骨折は、寝たきりの原因になりやすい。最新の骨密度測定装置を使って骨量の検査を行い、体への負担も少なく短時間で検査ができる。圧迫骨折の患者には必ず検査を行っている。
骨粗しょう症で大切なのは、日常生活の中で骨量を増やす努力をすることである。予防の三原則である、1. 食事(カルシウムの摂取)、2. 運動、3. 日光浴、は治療の段階でも重要になる。骨密度測定、栄養指導、運動療法、薬物療法など患者に合わせて治療しており、特に栄養指導に関しては専属の管理栄養士が指導を行っている。

院長は現在、佐伯区医師会と市の医師会の監事を務めている。2010~2016年には佐伯区医師会会長も務めた。佐伯区の医師会は勤務医を含めると約200人で、このうち開業医は半分を占めている。会長時代には法人格を取得。
「微力ですが、地域医療の手助けができればと思い、会長を引き受けました」
佐伯区の整形外科の集まりである、広島市佐伯区整形外科医会もつくり、公の機関ではないもののさまざまな活動をしている。その中の一つが「姿勢検診」である。
「脊柱側弯症」は、思春期の子どもの背骨が横に曲がってくる、特に女の子に多い病気である。広島市医師会では、小学4年から中学1年まで希望者に有料で検査を行っている。佐伯区医師会では、かつて一歩進めた形で小学6年の全員を独自に無料で調べたこともあったが(現在は行っていない)、これは院長が医師会会長のときに始めたものだった。
いずみ整形外科クリニックの泉恭博院長は側弯症検査や治療の権威で、その泉院長が広島三菱病院に勤務していたときに、大学院生でデータの取り扱いの手助けをしていたのが福原院長だった。
こうした経験から側弯症の姿勢検診に興味を持ち、佐伯区医師会独自で検査をした。この検査には佐伯区の整形外科医が多数協力したが、問題が見つかった生徒に対し学校から精密検査の依頼があったときには、佐伯区の整形外科医が治療に当たった。治療方法としては、背骨の周りの筋肉、背筋、腹筋を強くすることで曲りを食い止める。現在同院では、20~30人がリハビリをしており、自宅でのリハビリについても啓蒙している。

現在の整形外科に求められているのは、機能回復とそのためのリハビリと考えている。高齢者が増え続ける超高齢社会には待ったなしである。
「元気で長生きをめざす。その一助になりたい」が同院のポリシーでもある。
グループ全体でリハビリ活動を行っているが、通所リハビリ(デイケア)もその一つである。介護サービスにリハビリテーションを加えたもので、高齢者ができる限り自立して過ごせるよう援助している。体操や軽い手作業、カラオケなどのレクリエーションなどを通じて心身機能の回復や維持を図り、自立への活力を取り戻すようにしている。
また、別会社をつくって、そこでショートステイや居宅介護支援事業所を設けている。ショートステイの利用者は、同院の施設を使ってリハビリを行っている。居宅介護支援事業所は、ケアマネージャーが所属して居宅支援のマネージメントを手がけている。
院長が大事にしているのが、「確かな技術」と「温かい心」である。いつまでも健康で充実した毎日を送るのに必要なことは、地域に住む人たちの暮らしに密着する医療活動である。同院では、外来専門医院として病気の早期発見と早期治療を中心にした「提供型医療」を行っている。通所リハビリ(デイケア)による「福祉型医療」も、もう一つの大きな柱である。
「地域からの信頼を得て、安心を提供する診療を日々心がけたいと思っています」

福原 千史 院長

ふくはら・ちふみ

経 歴

1980年関西医科大学医学部卒業後、広島大学医学部付属病院、県立広島病院を経て、広島大学大学院医学系研究科外科系(整形外科)入学、卒業
その後、千代田中央病院赴任
1992年同院院長就任
1995年8月福原リハビリテーション整形外科・内科医院開業

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