医者選び広島 クリニックサーチ

高橋整形外科クリニック

丁寧な説明を重視し、地域に寄り添った診療を提供

地域に密着した整形外科として、地域住民に寄り添った医療を提供。
基本コンセプトは「丁寧な説明により、まず症状を理解してもらうこと」。痛みを取ってほしいという要望に対して、真摯に向き合いながら治療を行っている。

クリニック・医院情報

住所 広島県安芸郡熊野町萩原6-27-5
TEL 082-854-2222
ホームページ
駐車場 22台

診療時間

 
9:00~12:30 休診
14:30~18:00 休診 休診 休診

*日曜・祝日、木曜・土曜午後は休診

診療案内

主な診療内容  
整形外科・
リハビリテーション科
関節疾患、脊椎疾患、骨粗しょう症、外傷(骨折、捻挫、脱臼、打撲等)、
関節リウマチ、痛風、スポーツ障害・外傷、交通事故、仕事のけが(労災事故)、理学療法、物理療法
主な設備 デジタルX-P診断装置、X線透視診断装置、
骨密度検査機、院内完全バリアフリー

 

紹介写真1
紹介写真3
紹介写真4

アクセス

詳細情報

以下のページから、さらにくわしい診療内容などがわかります!

高橋整形外科クリニック | ― 医者選び広島 クリニックサーチ ―
丁寧な説明を重視し、地域に寄り添った診療を提供
高橋整形外科クリニック
高橋 司 院長

特  色

地域に密着した整形外科として、地域住民に寄り添った医療を提供。
基本コンセプトは「丁寧な説明により、まず症状を理解してもらうこと」。痛みを取ってほしいという要望に対して、真摯に向き合いながら治療を行っている。

高橋整形外科クリニックは、広島市のベッドタウンである安芸郡熊野町にある整形外科だ。かつては同じ場所に別の整形外科があったが、閉院されたのを機に、9年前に同院を開業した。
同院は、典型的な町医者である。「膝が痛い」「腰が痛い」「何とか痛みを取ってほしい」などの要望に対して、丁寧にそのときの病状を説明する。専門用語をなるべく使わず説明し、分かりやすさを心がけている。
「患者さんの希望にもよりますが、そこまで深刻な症状でなければ詳しい検査は急がずしばらく様子を見ることも必要です」
高齢の患者が多いこともあり、痛みを取るために関節内注射や神経ブロック注射をする場合も多い。「先生の注射はあまり痛くない」と患者からも好評である。
同院にはX線撮影装置はあるが、MRIの設備はない。
「正確な診断のためには検査データは多いに越したことはありません。脊椎にせよ関節疾患にせよ、特にMRI検査で得られる情報は大変有用であることが多いです。ただ熊野町には大きな医療機関がなく、MRI検査が必要な際には町外の施設に依頼しなければなりません。患者さんのニーズにもよりますが、できるだけ検査依頼は最小限とし、できるだけ当院で治療を完結するように心がけています」
とりあえずの検査をしないということは、これまでの経験を生かして責任を持った治療をするという意味でもある。例えば軽度の半月板損傷は、痛みがあっても軽快するケースも多い。総合的に判断しながら適切な治療をめざしている。

高橋院長は松江市の高校を卒業後、広島大学医学部に入学。父も脳神経外科の医師で、松江日赤病院で勤務医として働いていた。
「父は勤務医でしたから、後を継がなければならないというプレッシャーはありませんでしたが、一番身近に感じていた職業でした」
本や雑誌などを読み、体の仕組みについても幼い頃から興味を持っていた。
整形外科を選んだのは、単純にメカニカルな部分が好きだったからだという。
父親と同じ脳外科の道を歩むことも考え、最終的には整形外科と脳外科で悩んだ末の選択であった。大学の研修医時代に教わった3人の指導医の内、2人が股関節の専門で、自然と股関節疾患に興味を持つようになった。県立広島病院でも股関節の手術を多く手がけた。
「股関節はダイナミックな部位と感じています。細かい作業が苦手というわけでもないですが、自分に一番合ったのが股関節でした」
股関節をもっと学びたいという希望を受け入れてもらい、中電病院にも勤務した。そこには股関節の権威である岩森洋医師がいて、人工股関節の手術のほかに回転骨切り術にも携わった。
骨切り術とは、股関節に対する人工関節以外の手術による治療方法だ。通常は関節がそれほど傷んでいない場合に行われる。関節近くの骨を切り、関節の向きを矯正したり、残っている関節軟骨が荷重部に合うように修正したりする。大腿骨側の骨切り術と臼蓋(骨盤)側の骨切り術があり、両方を組合せる方法もある。寛骨臼回転骨切り術は、骨盤の周りをドーム状に切り、寛骨臼を前外方向に回転させて固定して骨頭を覆うようにする手術だ。臼蓋形成不全が顕著で比較的初期の変形性股関節症に行われる。

開業は今回が2度目。1度目は1997年に、故郷である松江市からそう遠くない江津市でクリニックを開いた。
その理由は二つある。一つは、当時一線を引退して血液センターに勤務していた父に、「週1回程度でも脳外科の診療援助をするから、地元で開業しないか」と言われたことだ。院長がまだ高校生だった頃に、「将来2人で開業できたら良いな」と父が口にしていたことを思い出した。親孝行にもなるし、生まれ育った島根の役に立つことができると感じた。
もう一つは、院長自身が頸椎症性脊髄症になり、痛みが強くて痛み止めを服用しないと夜も眠れない経験をしたことだ。整形外科の勤務医として長時間の手術などがつらくなり、将来に不安を覚えたことも、開業の決意を後押しした。
当時の江津市の人口は約2万6000人で、近くには済生会病院や身障者リハビリテーションセンター、整形外科の開業医院もあった。
「決して医療過疎地域というわけではありませんでしたが、広島大学出身の整形外科医が数年前に閉院されていたので、これも何かの縁だと思って挑戦することにしました」
整形外科全般を診察したが、専門の股関節の患者はごくわずかだった。約11年江津市で診療を行い、その中で勤務医では得られない開業医としての使命を学ぶことができた。
そして2度目に開業したのが熊野町だった。父が体調を崩し、結局、脳外科診療はすでに終了していた。また2007年2月に、今の高橋整形外科クリニックと同じ場所にあった瀬尾整形外科医院の院長が亡くなった。その後の1年は広島大学から派遣医が来ていたのだが、2008年2月に大学が撤退することになった。そして隣接する東広島市黒瀬町や呉市焼山にはあるのだが、熊野町には一軒も整形外科がないという状態になった。
故瀬尾院長も同じく広島大学出身だったが、16歳の歳の差もあり面識はなかった。
「なかなか後継者が決まらないことを知って、少しでもお役に立つことができればと思い、熊野町で開業することにしました」
江津市と熊野町は、都市の規模や、来院する患者の多くが高齢者という共通点があった。
「患者さんが求めていることは何か ―。そのためには何が必要か ―。答えは一通りではありませんが、江津市での開業経験はとても役立っています」

瀬尾整形外科医院の時代には2階は入院施設、3階は看護師の寮になっていた。現在は、3階建ての建物の内、1階部分を改装して診察とリハビリに使っている。
同院は地域に密着した整形外科。1日に120~130人の患者を診察しており、圧倒的に高齢者が多い。腰、膝、肩の痛みを訴える患者が多い。加齢による痛みである。
具体的な症状について、腰や脊椎であれば腰部脊柱管狭窄症、脊椎骨粗しょう症、変形性脊椎症などがある。腰部脊柱管狭窄症になると長い距離を続けて歩くことができなくなる。最も特徴的なのが歩行と休憩を繰り返すようになる状態で、腰痛はあまり強くなく、安静にしていればほとんど症状がない。少し前かがみになったり腰かけたりすると、しびれや痛みが減るなど、まずは基本的なことを院長は説明する。その上で、正常な脊椎と撮影したX線画像を見比べながらさらに詳しく説明する。
「やはり正常な画像と比較するとよく理解できますし、患者さんの整理にも役立ちます」
ときに診断困難なのが、骨粗しょう症に伴う圧迫骨折である。著しく骨強度が低下すると、とりたてて転倒などの要因がなくても骨折を生じていることがあるので注意が必要である。初診の段階ではX線撮影では骨折が指摘できないこともある。
膝の疾患は変形性膝関節症が多い。正常な関節の表面は弾力性に富んだつるつるした軟骨で覆われており、それが荷重などの衝撃を吸収して関節のスムーズな動きを可能にしている。炎症が進むと膝に水が溜まり、力がかかる部分の軟骨がすり減ってなくなると、骨と骨が直接ぶつかって痛みが出て、進行すると、多くの場合はO脚へと変形する。
やはり高齢者の場合、関節面の骨壊死や骨脆弱性骨折(骨粗しょう症のために外傷がなくても骨折してしまう)などがあり、やっかいなことに初期の段階ではX線撮影では診断が困難である。
「X線撮影をすれば、骨折など全て分かると思われがちですが、実はそうではありません。圧迫骨折もそうですが、X線撮影では初期の段階で診断できないことも多くあります。そういった場合は、MRIを依頼して診断することが必要となってきます」
肩の場合は、肩関節周囲炎や腱板損傷がある。肩関節周囲炎は50歳代の発症が多いため、五十肩とも呼ばれる。肩に痛みが出て眠れなくなることがあったり、腕を上げたり回したりすることがつらくなり、日常動作に支障をきたすこともある。肩や関節が老化して、肩関節の周囲の組織が炎症を起こすためだ。
腱板損傷は高齢になると、外傷がなくても腱の変性をベースに発症してくる。腱板の機能低下により関節の運動が不安定になり、肩を挙げる際の痛みが出現する。手術が必要になることもあるが、関節内注射などの保存療法で軽快することも多い。
「当院に来られるのは比較的症状の軽い患者さんが中心です。重篤だと自覚された患者さんは、最初から広島市や呉市の総合病院に行っていることが多いと思います。なかにはかなり症状の進行した方も来院しますが、すぐに手術や措置を希望される患者さんは少ないです。町医者として、しっかりとした病状説明をすることが何よりも大切と考えています」

同院は、院長、看護師、事務スタッフ、リハビリ助手の構成で、専門の理学療法士やトレーナー、鍼灸師などがいるわけではない。リハビリ機器も特別なものは設置していないが、X線透視装置を備えて、骨折の整復などに用いている。
「ポリシーのような大げさなものではありませんが、薬の処方は少なくなるように心がけています。やはり整形外科ですから痛み止めを処方することが多いですが、患者さんの希望や副作用などを考慮し、過剰にならないように注意しています。X線撮影以外の検査も、いつも必要性を十分考慮して行うよう心がけています。もちろん、急を要したり重篤な場合はすぐに検査を行い、必要があれば総合病院を紹介します」
各病院の専門性に考慮しつつ、広島済生会病院、県立広島病院、マツダ病院、東広島身体障害者リハビリテーションセンターなどに治療を依頼している。
自身の性格については必要以上に世間話をするタイプではないと自覚している。
「ストレートにものを言うほうだと思います。分かりやすいと評価されることもありますが、一方でぶっきらぼうだと捉える方もいらっしゃるかもしれません」
スタッフに対しても「患者さん目線で、同じような接し方をしてほしい」と話し、外部から講師を招いて接遇教育を行っている。
基本的な診療は整形外科だが、診察やリハビリのときに「皮膚がかぶれた」「風邪を引いた」などの申告があれば、町医者としてできる限りの対応をしている。
開業して8年半になる。現在はX線撮影を中心に診断をしているが、超音波検査(エコー)の必要性を感じている。靱帯断裂、腱損傷、肉離れ、軟部組織診断を得意とし、直接患部を観察して損傷の程度、範囲、出血量などから治療法の選択や期間を決めることができるからだ。
「保険適用の問題もありますが、患者さんのことを考えれば、できれば導入したいと考えています。また整形外科に関する研究会や研修会には極力参加するようにしています」

院長は首の手術の経験が2回ある。1回目は江津市での開業1年前の1996年6月で、ちょうど中電病院に勤務していたときだ。
それまでも症状はあったが、手足に症状が出始めてこれ以上悪化すると医師生命にも関わると危惧しての、早期の手術の決断であったという。脊柱管が元々狭いタイプだったようで手術を行った。阪神タイガースでプレーし、盗塁王なども獲得した赤星憲広選手も同じ症状だった。安佐市民病院に入院、2か月の療養となった。
2回目は2003年に再発したときで、江津市で開業したあとだった。前回手術を受けた下の部分が新たな病変となり、再手術となった。長期間仕事を休むのがなかなか難しかったが、手術後は最大限休業期間を短くしても3週間休まざるを得なかった。
「この体験で色々学びました。手術を受ける不安はもちろん、手術を余儀なくされた患者さんの気持ちが以前よりもよく分かるようになりました。自営業で仕事を休むのが難しいなど、患者さんたちの社会背景を大切にしなければならないことも改めて認識しました」

熊野町は広島市のベッドタウンで、圧倒的に夜間人口が昼間人口よりも多い。
「年齢が若くて広島市内に勤めている人は、ほとんどが市内の病院に通っていると思います。当院は、熊野町の中でも広島市内からは少し奥まったところにあります。その意味でも高齢の方の比率が高く、田舎にあって地域を大切にするごく普通のクリニックです」
幹線道路から見える「高橋整形外科クリニック」という看板も決して大きくはない。むしろ目立たないくらいだ。現時点では病院独自のホームページも作成していない。診療圏もそんなに広くはなく、広めに見ても安芸区矢野や呉市焼山辺りまでという。
「患者さんの口コミによる紹介を大切にしていきたいです。そのためには地道な取り組みが何より必要だと考えています」
健康維持のために、院長自身もここ4年くらい筋トレを続けている。
「人様に減量や筋力増強の必要性を説く立場ですから、まずは自分からということです。単調で面白くはないですが、目標が何であれ、筋肉は加齢に関係なく反応しますから、とにかく継続することが大事です。興味がある方はご相談ください」

高橋 司 院長

たかはし・つかさ

経 歴

1987年広島大学医学部卒業
広島大学医学部附属病院、県立広島病院、国立大竹病院(現広島西医療センター)、JA尾道総合病院、中電病院を経て、1997年に地元に近い江津市でクリニックを開院
その後、2008年10月高橋整形外科クリニック開業
股関節が専門

掲載書籍の購入

迷ったときのかかりつけ医 広島
『 かかりつけ医シリーズ 2 整形外科・リハビリ 編 』

紹介された医療施設のより詳しい情報を掲載
「Amazon.co.jp」より購入できます

このページの上へ