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やすもとクリニック (医療法人 明笑会)

「明日を笑顔に」をモットーに、地域に根ざした医療を提供

300㎡の広々としたリハビリルーム。最新鋭のリハビリ機器を備えており、ハード面の充実に加えて、人材育成などのソフト面も大切にしている。高齢者が多い呉地区で地域に根ざした医療を掲げ、手術を極力回避した患者目線の医療が評判でもある。

クリニック・医院情報

住所 呉市中央2-3-22
TEL 0823-32-7505
ホームページ http://yasukuri.com/
駐車場 12台 ※近隣P(リベラパーキング)の駐車券発行が可能

診療時間

 
9:00~12:30 休診
15:00~18:30 休診 休診

休診:水曜午後、土曜 (※日曜、祝日は不定期で診療)

診療案内

主な診療内容  
整形外科・
リハビリテーション科・
リウマチ科
膝・肩・腰・骨・関節疾患、骨粗しょう症、外傷(骨折・捻挫・脱臼・打撲など)
スポーツ障害、交通事故、仕事中のけが(労災事故)
理学療法、運動療法、物理療法
関節リウマチ・痛風の早期診断と治療
主な設備 新型フラットパネル(X線撮影用、呉地区開業医で初の富士フイルム社製導入)、全身骨密度検査機、オープン型MRI、最新設備をそろえた300㎡のリハビリテーション室

 

ワンポイント解説

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アクセス

詳細情報

以下のページから、さらにくわしい診療内容などがわかります!

医療法人 明笑会 やすもとクリニック | ― 医者選び広島 クリニックサーチ ―
「明日を笑顔に」をモットーに、地域に根ざした医療を提供
やすもとクリニック
安本 正徳 院長

特  色

300m²の広々としたリハビリルーム。最新鋭のリハビリ機器を備えており、ハード面の充実に加えて、人材育成などのソフト面も大切にしている。
高齢者が多い呉地区で地域に根ざした医療を掲げ、手術を極力回避した患者目線の医療が評判でもある。

「手術をできるだけしないことが、私の病院の特徴です」
柔和な表情を浮かべながら、安本院長はこう語る。クリニックで可能な保存療法をできる限りしていきたいという。
さらにもう一つ、同院での信念をこう口にする。「笑顔を忘れずに ―」。
勤務医経験が長い院長は、第一線で多くの手術を手がけてきており、整形外科医としてのそうした経験が豊富である。週に2回程度診察を行い、年間で300件くらいの手術を手がけてきた。さまざまな部位の手術を経験したが、勤務医後半の時期はその頃に専門だった膝の手術がほとんどだった。正しい診断をしてきちんと手術をすると、患部は必ず良くなり、手術前に近い状態に戻すことができる。
「そこに魅力を感じていましたし、患者さんの笑顔に貢献できたかなと思いました」
現在、同院の患者はほとんどが高齢者である。高齢化が進む日本にあって、その中でも特に島嶼部を合併した影響もあるのか呉市の高齢化は顕著である。国内の20年先を考える上でのモデル地区といえそうだ。
そのため膝、腰、肩の痛みを訴える患者が特に多く、また島嶼部から通ってくる患者もかなりいるという。「できれば手術は避けてほしい」という要望や声が多く、そんな患者の生の声を大切にしていく中で、何が一番望まれているのかを考え、できるだけ手術を避けた治療を行うようになった。
患者数は1日に約200人程度で、このうち5、6人程度を総合病院などに手術を依頼している。

院長は小学校卒業と同時に故郷の広島を離れ、兵庫県の進学校灘中・高校時代は野球に情熱を傾けていたスポーツ大好き少年だった。クラブ活動は高校2年で引退するのが通例だったが、もっと体を動かしたいと思い、高校3年でも続けることが可能なラグビー部に再入部した。
ラグビーが非常に気に入ったため広島大学医学部に入学しても続けていたが、練習中に2回の骨折を経験した。そのとき、ラグビー部の先輩だった整形外科医に治してもらい、整形外科に自然と親しみを感じるようになった。
医学部ではさまざまな科で研修を行うため、死そのものに直面することも多かった。そして、笑顔で退院していく患者が意外と少ないことを感じていた。しかし、そんな中でも整形外科と産婦人科では、笑顔で医師たちとやり取りをする患者をよく目にしたという。
「消極的な意味ではなく、むしろ積極的に死から遠い整形外科をめざしました」
院長が進んだ広島大学医学部はもともと整形外科が有名だった。手の外科の権威の津下健哉医師や生田義和医師など人材が豊富で、他大学に負けない伝統もあった。
「自分が興味を持った分野と大学の得意分野が合致したことに、運命のようなものを感じました」
大学6年のときに原医研外科と整形外科の選択で悩んだが、手術にも挑戦したいと思いこの道を選択した。

大学病院研修時の直接の指導教官が膝の専門医だった。英文を読みながら学んだり、勉強会では越智光夫医師から教わったりした。
松山市民病院では脊椎のほか、手の外科や外傷などの基本を学んだ。広島県立障害者リハビリテーションセンターでは黒瀬靖郎医師や水関隆也医師に側弯や手の手術を学び、津下健哉医師も診察に当たっていた。
「いろいろな病院を回りながら、整形外科のイロハを教えてもらいました」
37歳で広島大学病院に戻ったときは膝の専門医を希望し、新米時代にお世話になった越智医師にそこで再会した。当時の靭帯再建術は、痛んだ靭帯を全部取り、自分の体の違う部分の腱を使って手術する方法だった。しかし越智医師の手術は、残った組織にも機能があるのでできるだけ温存するという方法だった。難しい手術方法だったが、その後この手技が確立されていった。
そのとき「同じことを繰り返していてもだめ。それは誰にでもできる」と、ベストを尽くすことの大切さを改めて教わった。この再会をきっかけに、膝の専門医としての道を進むことになった。
国立病院機構呉医療センターでは人工膝関節の手術を数多く手がけた。手術を受けるべきなのに受けていなかったり、逆に、手術を避けられたのに行われるケースがないように、しっかりと見極めることが最も大切だと確信した。とりわけかかりつけ医での判断が重要と感じ、開業する道を選んだ。
「専門の膝に関しては、どこにも負けない気持ちです」

開業当時から検査機器にはこだわり、オープン型MRIと全身骨密度測定器を導入した。特にオープン型MRIは、閉所恐怖症の患者でも圧迫感がなくて好評だという。クリニックでの設置は当時はまだ珍しかったが、「正しい診断をするために必要不可欠」と導入を決めた。閉所型MRIであればもう少し画像が鮮明に映る機器もあったが、「クリニックの仕事は病変を大きなふるいにかけること」と判断してオープン型にしたという。増え続ける認知症患者に対して、利用のしやすさを最優先にした。
骨粗しょう症の診断基準を満たした最新鋭の全身骨密度検査器の導入も、クリニックとしては先駆けだった。呉地方の開業医では初めてとなる富士フイルム社製のフラットパネルも採用。通常はX線撮影後に画像ができるまで45秒程度かかるが、フラットパネルでは1秒ですむため時間短縮になる。
「患者さんの負担を少しでも減らしたかったんです」
エコーも特徴の一つで、当初は整形外科で使う例は少なかった。靭帯や筋肉の損傷、関節の動きなどエコーでしか見えないものも多い。肋骨骨折の場合、ずれていればX線撮影で見ることができるが、骨表面の傷の場合はエコーでしか見られない。靭帯が伸びていたり、切れていたりの判断が可能で、正確な場所に注射するには有用だった。
このほか、300平方メートルの開放的なリハビリテーション室、ベッドの両側で診断可能な診察室、移動がスムーズに行えるバックヤード……患者の利便性を考えた設計や設備が院内のあちらこちらに見える。広いガラス面を有した明るい待合室や患者のニーズに応えた多目的トイレも設置し、そうした広々とした空間には患者への思いやりが隅々まで詰め込まれている。
そして、何よりこだわったのがリハビリである。
「物理療法という器具による方法は極力抑えて、理学療法士が直接触りながらチェックして治すことを心がけています」
理学療法士は業務上の制限から、一人で一日に20人までしか診ることができない。一人でも多くの患者に理学療法士が付けるように、現在は12人のスタッフが在籍している。クリニックとしては異例の多さといえる。

同院の患者は膝の不調を訴えるケースが一番多く、全体の3割程度に上る。ほかに腰2割、肩2割と続くが、圧倒的に加齢によるものが多い。気を付けているのは、痛みのない治療から選択していくことで、注射による治療は最後に回して、まずはリハビリを重視する。また装具療法や薬での治療も加えていく。
変型性膝関節症の場合、非常に変型が強くて手術適応と思われても「痛みは大丈夫です。我慢できます」と話して帰宅する人もいるという。あくまでも大切にしているのは患者の意思で、できるだけそれを尊重したいというが、逆に「手術してほしい」と言われても、その必要性がないと自重を促すこともある。患者だけでなくその患者の背景にあるもの、例えば家庭での生活形態なども考えながら、徹底的に患者と話し合う。
高齢の患者の場合は単に膝が痛いというケースが多く、膝の内側であれば椅子から立ち上がるときや階段を下りるときに痛くなる。これが初期症状である。
普段歩行している際には痛みがなくても歩き始めに痛みが生じるときは、変形性膝関節症の初期段階である。初期であれば装具が効果的で、楔状型で外側が高くなったものを装着すると膝の内側の痛みがなくなる。
サポーターは保温の効果はあるのだが、それ以上が期待できないという。
筋力訓練は、太腿の前側の筋肉を週一回の通院ペースで鍛えると効果的である。そして来院した際に自宅での訓練の報告をしてもらい、これを理学療法士が評価する。足上げ運動やスクワットなど、できる範囲でいかに自宅で継続できるかが重要になる。
半月板損傷の場合、体重がかかってひねったときに切れたり損傷したりすると、体をスムーズに支えられなくなる。激しい痛みとともに急に膝が動かなくなる現象を「ロッキング」といい、その際は膝の中に麻酔剤を入れて整復することもある。また、時には内視鏡を使った外科的手術を行い、その後は1週間程度の入院が必要だ。
腰で一番多いのは変形性腰椎症で、腰の骨を長年使うことで変形し、動きが悪くなることで筋肉に負担がかかる。対処法としては、周りの筋肉を鍛えて痛みを緩和する。腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症なども含めて、重症の場合は手術となる。
肩では四十肩が多く、肩関節周囲炎によって動く範囲が狭まる。しっかり動かすようにする理学療法が大切で、注射だけでは治らない。炎症期が終わったあとに少しずつ動かしていき、根気強いリハビリが必要になる。痛みが原因でリハビリができない場合は、関節授動術といって、エコー画像を確認して首の方から神経に注射をして痛みを緩和する方法を取り、少しずつ動かしているとばりばりという音とともに肩が動くようになる。
また石灰沈着性腱炎の場合もあり、X線撮影ですぐに分かる。体質が原因の場合も多い。最初から四十肩と診断されると、撮影をしない場合があるので注意が必要で、注射をすると劇的に楽になり、石灰は飲み薬で溶かすことが可能だ。
物を持ち上げたり、肩が何かに当たったりした場合に痛みが出るときは、外傷性が予想され腱板断裂の可能性が強い。これは筋が切れたために肩が上がらなくなるケースで、リハビリや注射でかなり改善できるが、手術しないと治らない場合もある。
スポーツでけがをした場合、早く復帰したいと考える患者が多い。しかし焦りは禁物で、捻挫の場合などはすぐに運動を再開することは難しい。
「若い患者さんはこれから先がありますので、本人とご家族によく説明して納得してもらいます」
松山の病院に勤務時代、現在サッカーJ2リーグの愛媛FCで活躍している数人の選手の靭帯損傷を手術した。中には柔道のオリンピック候補選手もいて、「このアスリートたちを現役復帰させることができるだろうか……」と悩んだ。そんなとき、先輩医師から「みんなやれることは一緒だから、自分がやれることを最大限にやったら良い。彼らはモチベーションや気合が普通の人とは違うから、一番治りやすい人たちだよ」と助言をもらった。とても勉強になったという。

アットホームな雰囲気にこだわったのは、勤務医時代にアルバイトをしていたクリニックの院長が厳しくて、スタッフが縮こまっている姿を見たからだ。
「治療をしていく上では、診察する側に笑顔がないと患者さんにも笑顔は生まれません」
現在、同院にはスタッフが29人おり、理学療法士12人、助手4人、放射線科1人、看護師4人、受付6人、事務長(妻)と院長の陣容だ。
同院が今ある場所はもともと駐車場だったが、持ち主から「医療として地域に貢献するためなら譲りますよ」と快く了解を得た。敷地が130坪あり、広いリハビリ室を思い描いていたので最適だった。4階建てで2階が診察室、3階がリハビリ室、4階は現在空き室で、駐車場は12台分と広めに確保した。
「今はクリニックで精いっぱいですが、今後は介護保険を使ったデイサービスも必要になってくると考えています」
開院当初、呉地域の整形外科は飽和状態で、寝付けない日もあったという。「こんなに整形外科医院が多い地域に開いて大丈夫なのか」と言われたが、特色を出せば大丈夫だと思った。
スタッフを採用する際は、同じ能力の持ち主なら笑顔が弾ける人を選んだ。「わずかな面接時間だけでは中身までは分からない」と採用の難しさを実感したが、今ではどこにでも誇れるスタッフが集まっていると自負している。
日曜しか来院できない患者のために、土曜を休診にして月2回日曜に診察をしている。患者のためだけでなく、月に2回連休が生まれることで職員のリフレッシュにもつながっている。スタッフとの関係にもこだわりを持ち、忘年会はホテルの宴会場を借り切って、お世話になっている業者にも連絡して盛大に行う。新年会では、自宅にスタッフを呼んで親交を深めている。
「前のクリニックでは理学療法士がいなかった」と他院から転院してくるケースもあるという。そこで理学療法士のスキルアップのために積極的に研修を行ったり、院内でも症例を研究して理学療法士だけの勉強会も開いている。
院長自身も整形外科に関するほとんどの資格を持っていて、口コミで手術の依頼がある。都合が付けば、水曜の午後を国立病院機構呉医療センターでの手術日にあてている。
国立病院機構呉医療センター勤務時代から一緒に働いている看護師長の濵本由佳さんは、院長についてこう語ってくれた。
「院長は、患者さん自身が治療方針を選べるように選択肢を出してあげています。例えば、手術しかないと他院で言われたとしても、手術する前には注射もできるしリハビリもあります。常に患者さんと一緒に考える姿をそばから見ています。スタッフのことも考えてくれて、看護師の意見もよく聞いてくれますよ」

安本 正徳 院長

やすもと・まさのり

経 歴

1991年広島大学医学部卒
広島市民病院整形外科副部長、呉医療センター、中国がんセンター整形外科医長などを経て、2013年やすもとクリニック開設、院長就任
2015年より医療法人明笑会理事長

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