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安田病院 (医療法人社団 仁慈会)

リハビリ部門が充実。全身管理も可能な、地域に根ざした基幹病院

竹原市内で外科、内科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科・内科などを抱える総合病院。
その中で整形外科は外傷のみならず、膝関節疾患を中心とした治療や、手術においては半月板損傷 、靭帯損傷、変形性膝関節症などにおける関節鏡視下手術や高位脛骨骨切り術、人工関節置換術などを手がけ、リハビリにも力を入れている。

クリニック・医院情報

住所 竹原市下野町3136
TEL 0846-22-6121
ホームページ http://www.yasudabyouin.com/index.php/medical/
駐車場 300台

診療時間

 
9:00~12:00 ◯※
14:00~18:00 ◯※ ◯※

*整形外科は火・土曜と水・金曜午前 *日曜・祝日、月曜、水曜午後、木曜、金曜午後は休診
*受付は7:30開始 *リハビリは17:45終了 ※火曜午後、土曜は終了時間が多少早くなります

診療案内

主な診療内容  
整形外科・
リハビリテーション科
変形性関節症リウマチ等の関節疾患、脊椎疾患、骨折、
骨粗しょう症、靱帯断裂、骨密度検査、関節鏡手術、人工置換手術、
骨折手術、注射療法
主な設備 最新式1.5テスラMRI(シーメンス社製)、全身用マルチスライスCT(東芝社製)、X線TV装置(SHIMADZU社製)、循環器撮影装置(東芝社製)
その他(超音波診断システム、関節鏡、骨密度測定装置、ポータブルX線装置等)

 

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紹介写真2
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アクセス

詳細情報

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リハビリ部門が充実 全身管理も可能な、地域に根ざした基幹病院
安田病院
山中 威彦 副院長

特  色

竹原市内で外科、内科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科・内科などを抱える総合病院。
その中で整形外科は外傷のみならず、膝関節疾患を中心とした治療や、手術においては半月板損傷、靭帯損傷、変形性膝関節症などにおける関節鏡視下手術や高位脛骨骨切り術、人工関節置換術などを手がけ、リハビリにも力を入れている。

安田病院は外科、内科、整形外科、脳神経外科、脳神経内科、麻酔科など14の診療科を持つ地域の拠点病院である。
「整形外科は全身管理が苦手な分野です。そういう意味では、当院は多くの診療科を設置して全身的な疾患を抱える患者さんが、安心して手術が受けられる様務めています」と山中副院長は強調する。
「総合病院のようにあまり大きすぎない点も良いと思います。それぞれの医師がお互い顔を合わせて、親密にやり取りができますから」
脳卒中や脳梗塞など脳神経外科の診療援助は、同院での利点の一つでもある。
同院では、外来患者が全体で1日250人に上る。整形外科を受診する患者も多い。
「外来は患者さんが多くて忙しいですが、これからも丁寧な診察を心がけていきたいと思っています」
診察は、火曜、水曜午前、金曜午前が基本で、火曜だけは午後も行っている。土曜は広島県立リハビリテーションセンターの医師に応援診療に来てもらっており、その中には膝関節、股関節、脊椎、小児整形の専門医もいる。副院長は、診察がない空きの時間を手術に当てている。土曜午後は複数の医師で行う人工関節置換術などを扱っている。

副院長の同院での勤務歴は長期にわたる。最初に赴任したのは、1992年に広島県立リハビリテーションセンターで整形外科医として採用されたときになる。同院はその年、当時の入院患者の地元依存率がわずか35%だったことを憂い、この地に開院したばかりだった。
県立リハビリテーションセンターには部位別に専門の医師が数多くいて、そんな中で副院長は膝を専門に診療をしていたが、診療援助のために同院にも週1、2回訪れていた。また、診察に加えて手術も手がけていた。こうした状況が10年続き、同院にとってなくてはならない存在になっていた。
副院長の出身は、瀬戸内海に浮かぶ山口県で一番大きな周防大島。父親は地元で医院を開いていて、内科・外科、産婦人科の看板を掲げた町医者だった。子どもの頃には、診察や手術、往診をする父親の背中を見て育ち、将来的には大島で地域医療に関わりたいと思い、2002年に周防大島で兄と一緒に開院した。
「橋を渡って、患者さんが自分の外来に来てくれることが一番の目標でした」
地域で一番の整形外科医になるのはもちろん、周辺の市町村からも通ってもらえるクリニックをめざした。丁寧で適切な診療を心がけ、手術も手がけた。そのころ、前十字靭帯に関する診断や手術は、大島周辺では広島に比べて遅れていて、手術を受けていない患者も多く、50数例の再建術を行った。また、クリニックには最新のMRIを導入していて、週1回ほどの手術を行った。その件数は10年で730件に上った。
当初目標に掲げた「橋を渡って来る患者さん」は次第に増えていき、やがて外来の患者の半分近くまで増えた。周防大島は全国有数の高齢者の多い町で、加齢による整形外科的な疾患をもつ患者は数多く、手術の適応がある人も多かった。
正式に同院の勤務医となって3年半が経つが、その前の11年間に周防大島で開業していたときも「無理を言って週1回診療に来てもらっていました」と同院関係者は語る。
「島からは遠かったですが、若い頃からこの病院にはお世話になっていましたし、ここの雰囲気も好きでしたから」
と副院長は笑いながら話す。

副院長の専門は膝である。川崎医科大を卒業した翌年に広島鉄道病院に勤務したころから、膝関節外科に興味を持った。また、1989年に広島大学医学部附属病院に整形外科医として医局に戻ったとき、当時講師だった越智光夫現広島大学学長に指導を仰ぎ、さらに膝との関わりが強くなった。
「もともと機械いじりやプラモデルが好きなこともあって、関節に興味がありました。中でも膝の治療はとても面白かったですね。当時は関節鏡視下手術の初期でもあり、これから伸びていく分野だと感じていました」
現在、同院の整形外科医は1人だけだが、昨年の手術件数は全部で153件あった。外傷、特に大腿骨の骨折手術が多く、週に3、4件のときもある。同院は救急病院でもあるため、ほとんどが急患である。
関節鏡視下手術も20~30件行っており、膝を中心に前十字靭帯再建術も行っている。人工膝関節置換術は月1回程度であるが、少しずつ増えている。人工関節術をする必要のない患者には、骨切り術や関節鏡視下手術を行い、患者のQOL(生活の質)改善を図っている。
脊椎・手・肩などの専門的分野においては、近隣および広島市内の医師と連携して治療を行っている。

変形性膝関節症の治療では、基本的に軽度のものに関しては理学療法やヒアルロン酸注射で疼痛を改善することが可能である。しかし、変形は徐々に進行し、軽減していた痛みも再発する場合が多い。外来診療を長く続けていると、患者が高齢となり、保存的治療で一旦軽くなった痛みが強くなってきたときに、手術を勧めることを躊躇する年齢になっていることもよく経験する。「もう少し早く手術を勧めていたら、痛みのない人生を提供できたのに……」と、悔やむこともあった。このため、外来診療という短い接点の中で患者と十分なコミュニケーションを取るように心がけている。
「人工膝関節置換術は非常に優れた治療方法です。しかし、できることなら生涯を自身の関節で生活できることが望ましいと考えており、人工関節を考慮する前にO脚またはX脚を治すことで痛みを取り除くことができないかを考えます」
その具体例として、高位脛骨骨切り術がある。膝関節の近くで脛骨を切り、下肢変形を矯正する術式だ。O脚をX脚気味に矯正し、荷重の軸を変えることで疼痛が軽減される。最近では自家骨軟骨移植なども併用可能となっている。非常に優れた術式ではあるが、現在は高齢者の症例には適応にならない場合がある。
人工関節置換術は、高齢者において重度の変形にも対応できる適応の幅が広い手術。手術後は変形が矯正され、痛みが大幅に軽減して楽な生活を送れることがメリット。手術テクニックや素材の改良で耐用年数も長くなり、比較的若年者にも適応されることが多くなっている。
「患者さんの生活スタイル、職業、趣味などの活動性を考えながら、最善の手術方法を選択することが大切です。斜面で作業をする農家の方や術後もスポーツを続けていきたい方などでは、人工関節で痛みが取れたとしても早くにその寿命が来るかもしれません。X線撮影画像だけを見て手術の適応や方法を判断しないようにしています。要は、いかに患者さんの術後の人生を快適なものにしてあげられるかどうかです」
そのためには、患者が日頃どのような生活をしているのかを把握しておくことが重要である。症状とは関係のない、普段はどこへよく出かけるのかや、山登りやゴルフ、テニスなどの体を動かす趣味はあるのかなど、診療の中で聞いたことは何でもカルテに書き留めておくことが大切だという。

同院の特徴の一つにリハビリの充実があり、手術後の患者に対しての訓練には特に力を入れている。他施設で手術を受けた患者も積極的に受け入れていて、その意味でも地域連携が円滑にまわっている。1階にリハビリ室があり、理学療法士20人、作業療法士11人、言語聴覚士2人が従事している。
「リハビリ機器は特段目新しいものはありませんが、理学療法士を中心に患者さんの身になって訓練しています」
リハビリ部長も兼ねる副院長はそう強調する。
ケアミックスも自慢の一つで、一般病棟(57床)・地域包括ケア病棟(56床)・医療療養病棟(40床)・介護療養病棟(40床)を有し、併設して老人保健施設「まお」もある。自宅に帰ることができない患者に対しては、生活ができるようになるまでのサポートが十分に可能で、通所リハや訪問リハも充実している。
「退院して1、2か月は何があるか分かりません。ですので、ソーシャルワーカーが適切に動くなどして、しっかりと最後まで見届けたいと思っています」
とサポート体制の充実を口にする。
また、以下の理事長あいさつにも同院の姿勢がうかがえる。
「地域で必要とされる急性期医療を行いつつも、亜急性期や回復期をも、それに加えて相当の医療を必要としながら介護も要する患者や、リハビリテーションや介護に重点を置いた、自立支援サービスも行わなければならない社会的責任を負っている」

診療でのこだわりは、患者とのコミュニケーションである。
「患者さんに、いかにリラックスしてもらえるか。患者さんが緊張して話ができないと、見落としも増えます。短い時間の中で何を一番してほしいかを把握するようにしています」
副院長が大切にしているのは、広い意味での視診である。診察室への入り方でその患者の状態が分かるそうで、いわば診療はその人の名前を呼んだ時点から始まるのである。
顔の表情、歩き方、痛がり方、姿勢……それらを逐一観察することで、ある程度は疾患や重症度が分かるという。
「コミュニケーションを十分に取ることで、その患者さんがどの程度困っていて、何をしてもらうために受診したのかを判断することが重要です」
患者との関係が親密になってくると、世間話をしながら診察や注射をすることもある。「先生の顔を見ると楽になる」と言われることがとてもうれしいそうだ。
川崎医大の学生時代に、ある先生から聞いた言葉が今でも忘れられない。
「君たちは前の見えない医者になってはいけない。『やぶ医者』という表現があるが、やぶはまだ向こうが見えるだろう? やぶなら少しの光が差し込んでくる。深い森には光が届かない。だからやぶ医者になれ、森医者にはなるな」
少しの光があれば、先に進むことができる。少しの光、つまりどんな小さな訴えや所見も見逃さない知識と経験が必要だということだ。あれから40年以上が経つが、この言葉を肝に銘じて、その気持ちをずっと持ち続けている。

同院は圧倒的に高齢者の患者が多い。
「手術をするしないはケースバイケースですが、患者さんの家族とも話をして、患者さんだけでなく、一緒に生活する家族にとってもベストな選択をしてもらっています」
高齢者に多い大腿骨頸部骨折や大腿骨転子部骨折の場合は、将来的に動けなくなる恐れもあるので手術を勧めている。その際、常に「自分の親だったら……」「自分の親に対するのと同じように」との気持ちで手術の適応を決めて行っている。これは研修医時代に先輩医師から教わったことだ。
変形性膝関節症の患者から「高齢だから治らない、と前の病院で言われた」と訴えられることがある。元通りにはならないかもしれないが、痛みは和らげることは可能で、歳のせいにすることは医師の怠慢と考える。歳だからという理由で片付けたら、整形外科はいらない。保存的治療やリハビリなど、あらゆる方法を用いて痛みを取りたいと考える。
一方で、最初から手術を望んで受診する患者も時にはいるが、その際もやはりコミュニケーションが大切である。X線画像での状態が悪くても、実際には生活面でそれほど困っていない患者もいる。画像上や検査上あまり悪くなくても、非常に困っている患者もいる。画像だけで判断して十分にコミュニケーションを取らずに手術すると、その患者にとっては必要のない手術をしてしまう場合もある。
「自分でできることはできるだけ自分で行い、自分で判断できないことや専門外の症例は専門医に相談したり紹介したりします。抱え込むことはせず、紹介や相談をすることで、専門医の診断や考え方も分かって、自分のためにもなります」
時には自分の判断よりも、専門医の診立ての方が軽度な場合も、またより重症な場合もある。複数の目で診ることの重要性を再認識する瞬間である。
患者への手術などの説明を分かりやすくするため、独自の説明パンフレットを数種類作っている。患者によく理解してもらうための工夫である。
「専門用語で説明することは避けます。分かりやすい言葉で、噛み砕いて説明することが大切です。難解な学問用語を使う医師の話に、とかく患者さんはよく分からなくても『はい』と返事をしがちです。しっかりと分かってもらいたいと思っています」
副院長が同院に赴任して丸4年になるが、口コミで訪れる患者も次第に増えてきた。島嶼部の大崎上島のほか、東広島市や前の勤務地である山口県からも「山中先生がいるから」と来院する患者もおり、副院長は「本当にうれしいし、医者になって良かったと思えます」と笑顔で話す。
「医師として、人としてのやさしさや声かけなど、患者さんに寄り添う心や愛情は、これからも今まで以上に大切にしたいですね」

 
山中 威彦 副院長

やまなか・たけひこ

経 歴

1982年川崎医科大学卒業後、広島大学医学部附属病院整形外科入局
広島鉄道病院、JA広島総合病院を経て、再び広島大学医学部附属病院整形外科勤務
広島県立リハビリテーションセンターを経て、2002年地元山口県大島郡で山中クリニック開業
この間、定期的に安田病院で手術等に従事
2013年から安田病院勤務。現在、副院長

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