医者選び広島 クリニックサーチ

ふたば病院 (医療法人社団 和恒会)

認知症を中心に地域精神科医療を実践

・専門の多職種連携によるチーム医療
・bio-psycho-socialの観点で多面的ケア
・地域の医療機関や施設と緊密に連携

クリニック・医院情報

住所 呉市広白石4丁目7-22
TEL 0823-70-0555
ホームページ http://wakokai.jp/futaba/
駐車場

約60台

診療時間

診療時間
9:00~12:00 休診
13:00~17:00 休診

*祝日は休診 *完全予約制

ワンポイント解説

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アクセス

詳細情報

以下のページから、さらにくわしい診療内容などがわかります!

ふたば病院 | ― 医者選び広島 クリニックサーチ ―
認知症を中心に地域精神科医療を実践
ふたば病院
髙見 浩 院長

特  色

専門の多職種連携によるチーム医療
bio-psycho-socialの観点で多面的ケア
地域の医療機関や施設と緊密に連携

成人から高齢者までの精神疾患を幅広くカバー。
統合失調症、うつ病、パニック障害、不眠症などさまざまな患者を受け入れており、対象疾患の中心は認知症。
認知症患者の受診や入院割合は年々高まってきている。
「広島県認知症疾患医療センター」(呉市・江田島市)として、認知症の相談から診断・初期対応、啓発活動まで取り組んでいる。

地元の広地区から周辺地域まで、誰もがほっとする街にしていきたいという思いを込めた「広ほっとタウン」構想を掲げ、地域に根ざした精神科医療を実践。
精神疾患に苦しむ患者や介護の必要な高齢者、その家族と向き合い、「一人から家族へ、家族から街へ」サポートの輪を広げていく手伝いができるように、地域のニーズを迅速かつ的確に受け止め、医療・福祉・介護機関と連携し、地域精神医療の中核医療機関としての役割を担っていくことをめざしている。

呉市・江田島市は県内でも特に高齢化率の高い地域で、近年は、特に認知症患者の増加が目立つ。
そんな地域にあって、同院は2013年に呉二次保健医療圏(呉市・江田島市)の「広島県認知症疾患医療センター」に指定され、認知症の相談や鑑別診断、初期対応、周辺症状や身体合併症への急性期対応、地域保健医療関係者への研修会の実施、医療・福祉関係者との連携協議、地域への情報発信などに力を入れている。
認知症の早期診断とケアを促進する国の施策が進んでいる中、2015年2月、呉市より委託を受け同院が中心となって専門職のチーム「呉市認知症初期集中支援チーム」を発足した。
患者の来院を待つだけではなく、地域包括支援センターなど関係各機関と連携して積極的に地域に入り込み、認知症が疑われる人や認知症の患者の家庭を訪問し、本人や家族に必要なサポートをする。
早期介入により、認知症の人の医療や介護、生活環境などのケアに取り組んでいる。

同院の患者は、5割前後が認知症、約3割が統合失調症で、残りが他の精神疾患で構成され、初診に限れば6~7割が認知症の患者である。
初診患者の大半は、かかりつけ医など近隣の医療機関や施設からの紹介で来院する。
同院の医師の体制は、7人の常勤医師(精神科・心療内科)、5人の非常勤医師(精神科・心療内科・内科・皮膚科)で構成されており、精神科の専門医の資格を持つ医師が多いのが特徴。
高い専門性を持つ医師が、知識と技術の向上を図りながら治療している。
また、精神科認定看護師資格や認知症認定看護師資格を持つ看護師も勤務。
さらに、医師や看護師だけでなく、ソーシャルワーカー、臨床心理士、介護士も認知症ケアの専門職を持っている職員が多く、多職種で連携しながら質の高いチーム医療を提供している。
同院では、医療人として「接する人の気持ちを思いやり、尊重するように努めること」を基本方針の一つに掲げている。
接遇にも力を入れ、年度ごと・半年ごとのテーマ・目標を電子カルテに掲示し、職員一人ひとりに周知するように努めている。
また、資格取得や高度な専門性をめざす職員には、病院がバックアップして積極的にサポートしている。
2016年には、地域住民の安心・安全、信頼と納得の獲得、業務の効率化と質の向上、職員の意識改革などを目的に、「日本医療機能評価機構」の認定を受けている。

同院では64列CT検査を導入しており、患者の負担軽減と精密な画像検査が可能。
画像読影については外部の医師に委託し、ダブルチェック体制をとっている。
そのほか、血液検査や心電図検査、脳波検査、超音波検査などが可能で、MRIやSPECTなどの精密検査が必要な場合は連携病院へ紹介する。
例えば認知症の場合には、疾患の有無や原因、タイプ、進行の程度などの鑑別診断を行い、治療方針について説明する。
同院内には4つの病棟があり、最初に入院するのは中央病棟で、ここで初期治療を行う。
毎週、各部署のスタッフが集まって合同カンファレンスを行い、1週間以内に入院した患者の病歴や治療方針、入院1か月後および3か月後の状況について検討したり、対応に困っている患者がいればその場で話し合いをして、患者の情報を共有する。
患者の治療方針や状態に応じて、認知症治療病棟や精神療養病棟へ移動する場合もある。
2018年から地域移行機能強化病棟を稼働しており、「入院から地域へ」のスローガンのもと、ベッドの削減と病床機能の分化に取り組んでいる。
退院に向けては、看護師・薬剤師・栄養士・作業療法士・臨床心理士・ソーシャルワーカーなどの多職種チームと、さらに家族や必要により施設職員も交えたカンファレンスを行い、患者の今後の生活やケアについてしっかり話し合ってスムーズな地域移行をめざす。
退院後は、同院で訪問看護や精神科デイナイトケア、精神科作業療法、重度認知症デイケアを導入する場合もある。

治療では、薬物治療だけでなく、精神療法を取り入れたり、患者の生活を取り巻く環境を調整したり、医療者・患者・家族が三位一体となって取り組んでいることも大きな特徴である。
認知症治療病棟では、薬物を中心とした治療だけでなく、患者の日常生活動作の維持や機能の向上をめざして、各専門職種がさまざまなリハビリテーションを工夫している。
認知症は、病気の治療だけでなく、患者のADL(日常生活動作)をできるだけ維持向上していくことが大切である。
広島県では、地域で暮らしている認知症の人を地域で切れ目なくケアしていくシステムを作ろうと、「循環型認知症医療・介護連携システム推進事業」を進めている。
2016年に、同院の認知症のリハビリテーション手技のプログラムが同事業で「広島県精神科病院協会長賞」を受賞した。
これを励みに、これからも認知症患者の生活機能障害の改善や在宅生活の維持向上のため、今後もさまざまな取り組みや活動に力を入れていく。
「脳の病気は、そこだけを診るのではなく、心理的な面や周りの環境的な面などから総合的に診ていくことが大切です。
そこで重要になるのが、『bio-psycho-social』の観点です。
『bio』は、脳の病気も内臓や四肢、眼、耳と同じ身体の病気であるという視点。
『psycho』は、心理的なサポートをすることも大切。
『social』は、周囲の環境を整えたり、支える家族をサポートしていくことも大切。
すなわち、精神科医療では一つの側面だけ診ていたのでは片手落ちになります。
多面的にサポートして治療することが不可欠で、それは家族のサポートにもつながります」と髙見院長は話す。

以前は、精神科医療の中心は入院治療だったが、地域で生活することをめざす地域精神医療が重視される時代へと移行している。
同院の近くには、同じグループの介護老人保健施設や高齢者複合福祉施設を開設している。
グループで患者のその後の暮らしをフォローし、患者ができる範囲で元の生活を取り戻したり、普通の生活に近づけるようにすることは、「広ほっとタウン」がめざすところでもある。
「法人名の『和恒会』は、『和』のこころを『恒』に(いつも、そして絶えず)持ち続けて、地域の皆さまに安心して信頼される病院を築いていくという病院の理念を表しています。
これからもこの理念をしっかりと守り、地域の精神科医療の核となって、安信していただける医療の提供に努めたいです。」

 
髙見 浩 院長

たかみ・ひろし

経 歴

徳島県出身
1993年広島大学卒
広島大学病院、呉医療センター、広島市精神保健福祉センター、賀茂精神医療センターを経て、2009年ふたば病院副院長
2015年1月より現職

院長からの
メッセージ

抱えている病気だけではなく、それぞれの人が持っている健康な部分にも目を向けながら、どのような関わりがその人にとってより良いものになるかを一緒に考えていきたいと思っています。

小鶴 俊郎 副院長・認知症疾患医療センター長

こづる・としろう

経 歴

1994年広島大学医学部卒、同大学精神神経医科学教室入局
広島大学病院、広島市民病院、呉医療センター、賀茂精神医療センター、広島第一病院などを経て、2013年ふたば病院
現在、副院長・認知症疾患医療センター長

副院長からの
メッセージ

日々の臨床の中で、まだまだ戸惑うことも悩むことも多いのですが、患者さんとそのご家族の笑顔が少しでも増えるような医療や介護ができればと考えております。
何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

新宮 智子

しんぐう・ともこ

医師からの
メッセージ

皆さまのお役に立てるよう努力いたします。

今中 章弘

いまなか・あきひろ

趣味

読書、将棋、温泉旅行、城巡り、プロレス観戦

著書

「困難をのりこえる技術」
「人間にとって徳とは何か」
「徒然なる心の旅路を楽しむ~人の心を癒す源流を求めて~」など

医師からの
メッセージ

認知症とうつ病の方を中心に患者さんとご家族に寄り添えるような診療を行っております。

福本 拓治

ふくもと・たくじ

医師からの
メッセージ

認知症や精神疾患の方やご家族の気持ちを受けとめつつ、治療をご家族と一緒に考えながら、患者さんの日常生活を支える手助けができればと考えています。

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同院では、院長はじめ非常勤を含む10 人の精神科専門医が、認知症疾患を中心に統合失調症、うつ病、躁うつ病、ストレス疾患などの診療に尽力。
内科医や皮膚科医も在籍し、併存する身体疾患にも対応している。
186 床の入院病棟は4つに区分し、急性期の対応、その後の療養、認知症の病態に応じた医療の提供などに取り組んでいる。
医師のほか、看護師、薬剤師、作業療法士、管理栄養士、臨床心理士、精神保健福祉士などの多職種がチームとなり、個々の患者に合う適切な治療プログラムを提供している。
同院は「広島県認知症疾患医療センター」に指定され、呉市、江田島市の認知症の相談や鑑別診断、初期対応、地域の医療・福祉関係者との連携、情報発信などにも注力している。
また地域に積極的に入り込み、認知症の早期発見、早期対応をめざす専門職の「呉市認知症初期集中支援チーム」を院内に設置。
地域包括支援センターなどと連携し、医療や介護のサービスを受けていない認知症の疑いのある人を訪問して、医療支援はもとより介護や生活環境の改善など、必要なサポートを行っている。

同院では、外来初診患者や新規入院患者の約8割が65 歳以上の高齢者で、うち7~8割が認知症となっている。
診療にあたって院長は「急がせない、驚かせない、自尊心を傷つけない」よう配慮しながら患者と向き合う。
認知機能の低下を調べるための心理検査のほか、血液検査や外部の読影機関とのダブルチェック体制で行うCT 検査などを行い、甲状腺機能低下症や正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫などを慎重に鑑別。
「これらは認知症のような症状を示すのですが、治療すれば治る可能性があるため、見逃さないことが大切です」。
精査や治療が必要であれば、連携病院などへ紹介している。
また、認知症ではないが軽度の認知障害がある場合、定期検査によって認知症への移行を早期に発見できるよう、半年から1年に1回の受診を促す。
さらに、生活習慣の見直しや日常生活で体を使うこと、十分な睡眠の確保、地域の人たちとの交流や活動への参加など、認知症を予防するための助言も行っている。
認知症に伴う妄想や幻覚、徘徊、家族への暴力などの精神・行動症状がみられる場合は、急性期に対応する病棟で薬物療法を中心に作業療法などを行い、急性症状の軽減をめざす。
その後は認知症治療病棟へ移行し、精神症状や身体合併症、ターミナルケアなど、患者それぞれの病態に応じた治療に取り組んでいる。
糖尿病や高血圧、誤嚥性肺炎などの身体疾患の治療や栄養面などのケア、薬物の副作用のチェックなどもきめ細かく行うほか、退院後の生活に備えて身体機能が維持できるよう、体操や歩行練習など多彩なリハビリメニューも提案している。

同院の近くには、退院後の患者ができるだけ元の生活に近い暮らしができるよう、介護老人保健施設や高齢者複合福祉施設などが開設され、退院後のフォローを受けやすい環境が整っている。
だが院長は「こうした体制をここだけで完結するつもりはなく、これから同院が核となって地元の広を中心に、呉圏域の他の医療機関や各施設と密に連携を取りながら、支援体制を構築できる町づくりに取り組んでいきたい」と話す。
認知症になっても精神疾患を持っていても、医療や介護、家族、行政などから必要なときに支援を受けながら、住み慣れた地域で暮らし続けることができる社会の実現をめざし、努力を惜しまない。

身体疾患と同様に精神疾患も早期発見・早期治療がとても重要です。早期に治療を始めることで、良好な経過をたどることが多くあります。
何かおかしい、何か変だなと感じたら、早めに病院にご相談ください。
精神疾患は自分では気づきにくいことがあり、周りの方の気づきもとても大切です。
いつもと違うような様子に気づかれた際には、「どうしたの」と聞いてみて、「心配しているよ」というお気持ちを伝えてあげてください。
ご心配な際にはご家族の方だけでもご相談ください。
疾患を抱えていても、その人が持っている健康な部分や強みにも目を向けつつ、どのようなかかわりがその人にとってより良いものになるか、一緒に考えていきたいと思っています。

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