脂肪肝(MASLD・MASH) 脂肪性肝疾患(脂肪肝)は、従来の非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)/非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)から、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)/代謝機能障害関連脂肪性肝炎(MASH)へ名称変更されました。 MASLDは、脂肪肝を有しアルコール摂取が男性30g/日、女性20g/日未満かつ、肥満(BMI 23以上)、2種類以上の代謝異常(高血圧・高脂血症など)、または糖尿病を有する方を指します。MASLDの20%の方が進行性のMASHとなり、肝硬変へ進行するリスクがあります。また、肝臓外の心血管疾患やがんの危険因子となります。MASHへの進行の危険因子には、インスリン抵抗性、酸化ストレスと遺伝的な要因が関与します。鉄過剰状態も危険因子となります。 肝機能検査異常を指摘された場合には、脂肪肝の確認のため、腹部超音波検査が望ましいです。脂肪肝を指摘された際には、MASHへの進行予防のために、食生活の改善とともに適度な運動を心がけましょう。