ばね指
いったん指を曲げると曲がったままで伸ばしづらくなり、戻そうとするとばねのように
戻る(弾発現象が起こる)ので、一般的には「ばね指」とか「弾発指」と呼ばれます。朝
方に指が曲がったままになって戻らないと言われる方もいます。手のひら側の指の付け根
辺りで、指を曲げる屈筋腱と腱を押さえるための腱鞘との間で摩擦が起きて、炎症を生じ
ることが原因です。
中年から更年期の、手をよく使う女性に多く発症し、糖尿病や関節リウマチ、透析をし
ている方では多発性に発症します。
消炎鎮痛剤の内服や外用剤で症状が治まることがありますので、まずはこれらを使って
治療を開始することが多いです。症状が強い場合には、ステロイド製剤(トリアムシノロ
ンアセトニド)の腱鞘内注射を行うこともあります。通常は6か月に1回の頻度で打つこと
が多いです。複数回注射をしても症状の改善が得られない場合や、指の屈曲拘縮(曲がっ
たまま関節が固まり、まっすぐに伸ばせない状態)が生じると考えられる場合には手術治
療を検討します。