腫瘍性疾患
甲状腺(のどぼとけの少し下)は甲状腺ホルモンを分泌し、全身の臓器に作用して代謝(活発性)をコントロールする大切な臓器です。この「ホルモンを分泌する」という機能とは別に、甲状腺に腫瘍(しこり)ができることがあります。2cm以上ある大きな腫瘍であれば、首のしこりとして自覚することもありますが、一般的には人間ドック・健診の頸動脈エコーなどで偶然、指摘されて見つかることが多いと思われます。
甲状腺の腫瘍には、良性(嚢胞、腺腫様甲状腺腫、濾胞腺腫)と、悪性(乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、低分化がん、未分化がん、悪性リンパ腫など)があります。多くは良性であったり、比較的おとなしい乳頭がんが一般的ですが、診断にはエコー(超音波)や血液検査、必要に応じて細胞診(エコーで見ながら腫瘍を穿刺して一部の細胞を採取し、顕微鏡で調べる検査)を行います。
診断のためには、甲状腺を専門的に診療する医師が居る外科や耳鼻科を受診してください。