甲状腺機能低下症
甲状腺(のどぼとけの少し下)から分泌されるホルモン(甲状腺ホルモン)が不足することによって生じる病態で、「橋本病」(慢性甲状腺炎)が代表的な原因です。疲れやすい、全身の浮腫み、食生活に変わりがないのに体重が増える、寒がりになる、無気力になる、といった症状が甲状腺機能低下症を疑う所見です。甲状腺が腫れて、首の違和感や圧迫感として自覚されることもあります。
橋本病は頻度が高い病気ですが、全員が甲状腺機能低下症になるわけではありません。一方で、甲状腺機能低下症では不妊、流早産、妊娠高血圧症候群のリスクが高まり、治療によりこれらのリスクを改善できることが知られています。
甲状腺機能低下症を疑う症状がある方や妊娠予定のある方は、検査を受けて疾患の有無や状態を調べておきましょう。