医者選び広島 クリニックサーチ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まる、または浅く弱くなることにより、日常生活にさまざまな障害を起こす病気です。睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間あたり5回以上あり、日中の過度な眠気などの臨床症状を伴う場合に、(閉塞性)睡眠時無呼吸症候群と診断されます。  「無呼吸」の症状を持つ方の多くは、「いびき」をかきます。睡眠中に「舌」や「のど」の筋肉の緊張がとれ、気道が狭くなり、のどが振動し、出てきた音が「いびき」です。ひどい場合は、のどが完全に塞がり、無呼吸になります。脳波を分析すると、いびきをかいているときは、睡眠が浅く、途中覚醒が多発し、睡眠リズムが分断されます。そのために「昼間に眠気が強い」「集中力が低下する」「体がだるい」といった症状が生じます。  無呼吸の症状をそのままにしておくと、以下のようなリスクが高まります。 ・日中の「集中力・記憶力の低下」「眠気」によって、交通事故、労災事故、労働生産性の低下、認知障害等を起こすことがあります。 ・睡眠中の身体が酸欠状態になり、少ない酸素を全身に運ぼうとして、心臓や血管に負担がかかり、それが長く続くと、さまざまな生活習慣病を引き起こす可能性があります。健康な人と比較すると、脳卒中は3.51倍、高血圧は2.14倍、心不全は4.30倍、不整脈は3.26倍、虚血性心疾患は2.54倍、2型糖尿病は2.29倍、発症する確率が高まります。  睡眠時無呼吸症候群の治療は、生活習慣の是正(睡眠中の体位の工夫、規則正しく十分な睡眠時間、減量、禁煙、飲酒や精神安定剤の服用を控える)に加えて、CPAP(シーパップ)療法(持続陽圧呼吸療法)や歯科装具(マウスピース)による治療などがあります。  CPAP療法は、一定圧を加えた空気を鼻から送り込むことによって、上気道の閉塞を取り除き、睡眠中の気道を確保する有効な治療法です。  マウスピースの作成は、健康保険の適用となっています。当院では、院内歯科医師と連携して、マウスピースの作成を行います。 ●睡眠時無呼吸症候群の主な症状 以下に該当される方は、要注意です。受診をご検討ください。 1.家族から「いびき」がうるさいと言われる。 2.寝ているときに「息」をしていないと言われた。 3.夜間、熟睡ができない。 4.就寝中、何度も目が覚める。 5.就寝中、何度もトイレに行く。 6.朝起きたとき、頭痛や倦怠感がある。 7.朝、目覚めたのに、眠気がする。 8.朝、起きた後、口が渇いている。 9.昼間、いつも眠い。 10.居眠り運転をしそうになったことがある。 ※部位・検索ワード 頭部/頭・脳      朝起きた時に頭痛がある 頭部/鼻        いびきをかく 無呼吸(寝ている間) 腹部/お腹・生殖器   夜、何回もトイレに起きる こころ(身体面・心理面) 思考力や集中力の低下 全身その他       日中にだるさがある 日中に眠気がある 日中に疲労感がある             寝ているとき何度も目が覚める

高松 和弘地域連携業務統括医師
脳神経内科

脳神経センター大田記念病院

診療科目:循環器内科・脳神経内科・外科・整形外科・脳神経外科・脊椎脊髄外科・リハビリテーション科・放射線科・救急科・一般歯科

このページの上へ