更年期障害
女性は平均的に50歳前後で閉経を迎えることが多いですが、その周辺の期間が「更年期」であり、成熟期と老年期の間になります。更年期に現れる多種多様な症状の中で、器質的変化に起因しない症状を更年期症状と呼び、更年期症状の中で日常生活に支障をきたす病態を「更年期障害」と呼びます。
主な原因は、卵巣機能の低下によるエストロゲン(女性ホルモン)の分泌の低下ですが、加齢に伴う身体的変化、精神・心理的要因、社会文化的な環境因子が複合的に影響することでさまざまな症状が発現します。のぼせ、ほてり、発汗、不眠、頭痛、認知機能低下、不安、抑うつ、肩こり、倦怠感、息切れ、腰痛、筋肉痛、関節痛、めまいなど、さまざまな症状が代表的です。
治療法としては、ホルモン補充治療や漢方、向精神薬等での薬物治療があげられますが、カウンセリング・心理療法、食事療法、運動療法など生活習慣の改善も重要です。