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子宮内膜症

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮内膜類似の組織が骨盤内を中心に子宮内膜以外にできる病気のことです。 生理のとき、月経血は卵管を通して骨盤内に逆流することが分かっており、内膜症発生の一つの原因と考えられています。生理になると出血を起こし、骨盤内で組織が繊維化して臓器同士の癒着を引き起こします。そして、組織が固くなることで生理痛の原因となり、ひどくなると性交痛や排便痛など日常生活に支障をきたすようになります。また、卵管周囲の癒着が進行すると不妊の原因ともなります。 また、卵巣内にできる子宮内膜症は「チョコレート嚢胞」と呼ばれ、古くなった血液がチョコレート色をしていることからこのように呼んでいます。チョコレート嚢胞自体はがんではありませんが、放置しておくと約0.7%で卵巣がんが発生するとされています。大きさ的には10cm以上、年齢的には40歳以上のチョコレート嚢胞は、特に注意が必要です。 治療としては、生理痛に対する鎮痛剤処方だけでなく、ピル、黄体ホルモン療法、偽閉経療法等の薬物療法が有用です。症状の改善だけでなく、病気の進行を抑制する効果があります。妊娠すること自体が治療となることから、挙児希望(不妊治療)の患者さんでは早期の妊娠をめざすことになります。「薬物療法で症状の改善が得られない」「チョコレート嚢胞の治療が必要」「不妊症が改善しない」などの場合には、手術療法が適応となります。 子宮内膜症の病状は多岐に渡るため、年齢、挙児希望、生活背景を考えながら個別に対応することが必要です。

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