炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病) 下痢、腹痛、粘血便が慢性に続く疾患です。これらの症状に関節炎、皮疹、口内炎などが併存することもあります。第一に大腸感染症との鑑別が必要ですが、大腸内視鏡検査で診断します。 ●潰瘍性大腸炎 大腸に特有の疾患ですが、典型的な病変は直腸から連続的に、全周性、びまん性に粘膜に活動性炎症を呈する疾患です。大量出血をして緊急手術が必要になることもあり、怖い疾患です。長期間炎症が持続することで、大腸がんが多発発生することもあります。 完全治癒することはなく、薬でコントロールして活動期から寛解維持(症状などが軽減した状態を維持すること)していきます。 ●クローン病 潰瘍性大腸炎と違い、口から肛門まですべての消化管に炎症を引き起こす可能性があります。また10~20歳代に発症することが多く、栄養障害、体重減少も引き起こします。潰瘍は深く腸管穿孔(腸管に穴があくこと)を来したり、腸管狭窄(腸管が狭くなること)を来したりすることもあります。 痔瘻や裂肛といった肛門病変で発見されることも多い疾患です。 上部内視鏡・下部内視鏡検査で病理診断します。 炎症性腸疾患はがんと違い、治療と経過観察をしながら確定診断することも多いです。 また確定診断して治療していても、粘膜が寛解(症状などが軽減した状態)しているのか、がんの発生はないのか、定期的な内視鏡検査が必要です。ぜひ継続受診してください。 ※部位・検索ワード 腹部/お腹・生殖器 下痢 腹痛 粘血便
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