うつ病(抑うつ障害) 現代のストレス社会において、大きな社会問題となっている病気です。例えば、うつ病が原因とされる自殺について、日本は先進国の中でも最悪レベルです。 発病の要因として、精神的または肉体的ストレスが重なると、脳内の主にセロトニンやノルアドレナリンという神経伝達物質が減少し、体内のエネルギーが不足した状態となり、不眠、食欲・意欲低下、抑うつ気分、希死念慮などの抑うつ症状が出現します。原因となるストレスも人によってさまざまですが、喪失体験(死別、失職、離婚)、人間関係、経済的な悩みなど、多く認められます。 治療としては、原因となるストレスの感じ方を軽減するため、認知行動療法(CBT)や、薬物治療(セロトニンやノルアドレナリン等の神経伝達物質を増やす)も一般的で、効果が期待できます。病状の段階に応じて、生活習慣の指導や他の治療法もいろいろとあり、また、近年の研究でスマホアプリでのCBTの有効性も確認されており、まずは、心療内科・精神科の医療機関で気軽に相談することをお勧めします。